みちのわくわくページ

○ 映画(〜2000年) あ行

<あいうえお順>
アルマゲドン(1998)、 赤い波止場(1958)、 暗黒街の顔役・十一人のギャング(1963)、 黄線地帯(イエロー・ライン)(1960)、 宇宙大戦争(1969)、 裏窓(1955)、 江戸の悪太郎(1959)、 男はつらいよ・フーテンの虎(1970)、 女売り出します(1972年)、 婦系図(1942年)

アルマゲドン ARMAGEDDON
1998年 アメリカ 150分
監督:マイケル・ベイ
主題歌: エアロスミス “I Don't Want To Miss A Thing
出演:ハリー・スタンバー(ブルース・ウィリス)、A・J・フロスト(ベン・アフレック)、グレイス・スタンバー(リヴ・タイラー)、チック(ウィル・パットン)、ロックハウンド(スティーヴ・ブシェミ)、アンドロポフ(ロシアの宇宙飛行士。ピーター・ストーメア)、キムジー将軍(アメリカ空軍総司令官。キース・デヴィッド)、シャープ大佐(機長。ウィリアム・フィクトナー)、ベアー(黒人。バイカー。マイケル・クラーク・ダンカン)、オスカー(テキサス男。オーウェン・ウィルソン)、ダン・トゥルーマン(NASA指揮官。ビリー・ボブ・ソーントン)、クラーク(NASA幹部。クリス・エリス)、クインシー(宇宙物理学者。ジェイソン・アイザックス)、マックス(でぶ。ケン・ハドソン・キャンベル)、ワッツ(副操縦士。ジェシカ・スティーン)、大統領(スタンリー・アンダーソン)
ナレーション:チャールトン・ヘストン
録画を見た。
小惑星が地球に接近。衝突すれば地球は破滅する。小惑星の地中深く核爆弾を設置し爆破する計画が立てられる。
世界を救うため、宇宙の専門家と石油掘削の専門家による混合プロジェクトチームが結成され、小惑星に向かう。
人集め、訓練、決行というお馴染みの手順を踏み、カジュアルなプロたちが、一見畑違いの大仕事に挑むという、堂々たるアメリカ娯楽アクションである。(2012.5)


宇宙大戦争
1959年 日本 東宝 93分 シネマスコープ カラー
監督:本田猪四郎、特技監督:円谷英二、音楽:伊福部昭
出演:勝宮一郎(池部良)、白石江津子(安西郷子)、安達博士(千田是也)、岩村幸一(土屋嘉男)、木暮技師(伊藤久哉)、有明警部(村上冬樹)、リチャードソン博士(レオナルド・スタン)

和光市民文化センターで開催された伊福部昭生誕百年祭の映画祭で見る。
円盤に乗ってやってきた攻撃的な宇宙人ナタールと、地球人との戦いを描く。
地球上の各地で異常現象が発生。強力な力でなんでも吸い上げる空飛ぶ円盤によるもので、乗っているのはナタールと自称する宇宙人だった。彼らが月に前線基地を作ったことを知った地球の人々は、最新の科学技術を駆使した宇宙ロケットを打ち上げ、選りすぐりの一隊を月に送り込む。
月で敵の力をそぎ、時間を稼いだ地球軍は、準備を整え、敵を迎え撃つ。
宇宙の扱いがめちゃくちゃで、つっこみどころがたくさんある。
主演の池部良がやる気無さそうでよかった。
もちろんマーチもよかった。流れるとわくわくした。(2014.4)

裏窓 Rear Window
1955年アメリカ 113分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作:コーネル・ウールリッチ
出演:ジェームズ・スチュワート、グレース・ケリー、
レイモンド・バー、セルマ・リッター、ウェンデル・コーリィ
久しぶりにビデオで観た。
足を骨折して自宅のアパートの一室で療養中の報道カメラマンが、向かいのアパートに住む住人の異変に気づき、犯罪が行われたのではないかという疑いを抱いていく。
映画は、アパートの一室を巡るカメラが、男の足にはめられた白いギブス、壁に貼られた写真や棚に置かれたカメラ、トロフィなどを次々と見せることで、主人公がどういう人間でどういう状態にあるかをほとんど説明し切ってしまうという、実に手際のよいカットから始まる。
男がひまつぶしに覗き見る向かいのアパートの住人達のさまざまな生活の様子は、軽快で楽し い。
子犬と花壇、結婚指輪、孤独なミス・ロンリーの行動、音楽家の部屋から流れる曲、そしてなんとも頼りないながらも意外な武器として使われるフラッシュなど、細部が小気味よく機能して、話をぐいぐい盛り上げていく。
恋人の危機を目の当たりにしながら何もできない、犯人が迫ってくるのに逃げられない、といった身動きできない男の恐怖がひしひしと伝わってくる。
気ままな独身生活をやめたくない頑固で好奇心旺盛なカメラマンと、大金持ちでファッションモデルですごい美人というゴージャスな恋人は、どう見てもうまく行きそうになくて、主演の2人の関係もちょっとしたサスペンスを生んでいると言えるかもしれない。(2004.1)


男はつらいよ・フーテンの寅
1970年 日本 公開:松竹
監督:森崎東
原作:山田洋次
出演:車寅次郎/寅さん(渥美清)、東竜造(森川信)、東つね(三崎千恵子)、諏訪さくら(賠償千恵子)、諏訪博(前田吟)、たこ社長(太宰久雄)、御前様(笠智衆)、駒子(春川ますみ)、お志津(新珠三千代)、染奴(香山美子)、清太郎(染奴の父。花沢徳衛)、信夫(河原崎健三)、徳爺(左卜全)、冒頭の旅館の女中(悠木千帆)

「男はつらいよ」シリーズ3作目。柴又散策にでかけるにあたって、図書館でDVDを借りて20〜30年ぶりに再見した。
3作目なので、寅さんは若くて元気はつらつとしている、よくこけて、よく口が回る。
久しぶりに故郷の柴又に帰ってきた寅さんにのお見合い話が持ち掛けられる。が、相手は顔見知りの駒子でしかも亭主の浮気でやけになっていたことから、寅さんは仲直りを取り持つ役に回る。ということで縁談はあっけなく流れ、寅さんは再び旅に出る。
旅先の湯の山温泉で、亡き夫の後を継いで旅館を切り盛りする女将お志津に惚れてしまい、旅館に居座って働く。そこに柴又の竜造・つね夫婦が客として泊まりに来たり、芸者の染奴とお志津の弟信夫との駆け落ち騒ぎがあったりする。染奴の中風を患っている老父が元テキ屋であることに気づき、二人きりになったときに、仁義を切るところがよい。お志津には再婚話が持ち上がっていて、そのことをお志津も番頭の徳爺も女中も旅館の誰ひとりとして寅さんに切だせないという、昔懐かしい世話物的な展開の後、結局、寅さんは湯の山を後にするのだった。
大みそかの夜、テレビを見ながら年越しを迎えようとしていた「とらや」の面々は、街頭インタビューに答える寅さんを見る。それまで、画面の端にちらちらと見え隠れしていた寅さんがなんともいい。
ラストは、渡し船の上で若き自衛隊員らしき若者たち始め船客たちに、テキ屋の口上を指南するところで終わる。有名な「けっこうけだらけねこはいだらけ〜」の名調子が笑いを呼ぶ。名ラストシーンのひとつだと思っている。(2016.10)


婦系図(おんなけいず)[総集編]
日本 東宝  1942年  108分  白黒
監督:マキノ正博
脚本:小國英雄
原作:泉鏡花「婦系図」
出演:お蔦(山田五十鈴)、早瀬主税(ちから)(長谷川一夫)、酒井妙子(高峰秀子)、酒井俊蔵(古河緑波)、小芳(三益愛子)、めの惣(山本礼三郎)
池袋文芸坐の山田五十鈴追悼特集で見る。
「婦系図」は、「別れろ切れろは芸者の時にいう言葉」というセリフで有名な新派の芝居だが、原作は泉鏡花の小説。長い話を108分で描いている。
柳橋の芸者お蔦は、5年前に姿を消した思い人の早瀬に再会。当時親を亡くしてぐれていた早瀬は、学者酒井俊造に拾われ、彼の弟子として立派な青年となっていた。二人は酒井に内緒で夫婦となり、ささやかな所帯を持つ。が、やがてそれが酒井にばれる。お蔦を早瀬の伴侶として快く思わない酒井は、早瀬に離縁を命じ、二人は泣く泣く別れる。早瀬は仕事で遠地に赴き、お蔦は髪結をして生計を立てるが、早瀬を思い焦がれるあまり病気になる。お蔦の思いを知った酒井は、二人の仲を認めるが、お蔦の病状は重く、早瀬を思いながら息をひきとるのだった。
有名なセリフは、月夜の下、白梅が咲く湯島境内でのシーンだが、映画にこのセリフは出てこなかったように思う。初めて2人で連れだって外を歩くことにお蔦はうれしくてウキウキしている。早瀬は沈痛な面持ちで別れを切り出すのだった。
時を経て映る同じ場所には、梅の花はなく、風が吹いて葉が舞っている。同じように歩いてくるのは、お蔦とその姉さんの小芳である。
時を経て同じ場所が映るシーンは他にもいくつか見られる。冒頭の祭り、娘だったお蔦が不良少年だった早瀬と別れた白い壁の前、蕎麦屋などである。
山田五十鈴が一途な女房お蔦を演じていじらしい。
しんばし駅で、旅立つ早瀬を見送るシーンが印象的だ。走り出した汽車を追って、お蔦が走る。走るお蔦の顔が、次々と流れるように同じ角度、同じサイズで、切り替わる。
酒井の娘妙子を演じる高峰秀子が元気でかわいい。坂道で立ち止まって振り返るとこなど、マキノの描く若い女の子ならではの茶目っ気ぶりを見せている。
お蔦の身を案じる魚屋のめの惣が、憎めない江戸っ子のおじさんを好演。これもマキノ監督の映画ならではのキャラクターだ。(2012.8)

映画のページ扉に戻る

トップページに戻る