みちのわくわくページ

映画 外国映画(2001-02)   

<あいうえお順>
2001年 ゴースト・オブ・マーズ  ジュラシック・パークV  ドメスティック・フィアー
ハリー・ポッターと賢者の石  バンディッツ
2002年 ハリー・ポッターと秘密の部屋 シュレック スパイキッズ モンスターズインク 
バイオハザード ブラッドワーク  リベリオン

ゴースト・オブ・マーズ  Ghost of Mars
2001年 アメリカ 98分
監督 ジョン・カーペンター
出演 ナターシャ・ヘンストリッジ、アイス・キューブ 
火星の謎の先住民族に取り憑かれた凶悪なゾンビのような一群と、軍人+凶悪犯チームとの間で死闘が繰り広げられる。血しぶきと銃弾が飛び交う陰惨な映画なのに、わくわくする。
チームのリーダーとなるナターシャ・ヘンストリッジがりりしい。アイス・キューブは、パターンだけど、にくめない悪党を演っている。
「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアーが女隊長役で出演。
キャラダイン一家の三男ロバート・キャラダインが機関手助手の役で出演しているが、台詞は殆どない。(2003.2)


ジュラシックパークV Jurassic ParkV
2001年 アメリカ 93分
監督 ジョー・ジョンストン
出演 サム・ニール ウィリアム・H・メイシー ローラ・ダーン
三回目になっても、恐竜をスクリーンでみるのは気持ちがいい。
プテラノドンがそこらを飛び交うのが楽しい。
大ピンチの中、助けを求めてやっとのことでかけた電話に出たのが先方の家族の幼児、というもどかしくも微笑ましいサスペンスなどもあっていい。
短すぎと言われるが、この短さが私は好きです。(2003.2)

<関連作品>
「ジュラシック・パーク」(1993年)
「ロストワールド/ジュラシック・パーク」(1997年)
ジュラシック・ワールド」(2015年)
ジュラシック・ワールド 炎の帝国」(2018年)


ドメスティック・フィアー Domestic Disturbance
2001年 アメリカ 89分
監督 ハロルド・ベッカー
出演 ジョン・トラヴォルタ ヴィンス・ヴォーン マシュー・オリアリー
予告編から、いつもの壊れたトラヴォルタを期待していったら、あっさり外れた。
トラヴォルタは、仕事にめぐまれず、酒ばかり飲んでいる船大工の男。離婚した妻からは見放されてしまったが、息子からは慕われている。その息子は、母親の再婚相手のとんでもない正体に気づいてしまった。誰も信じない中、ただ一人彼の言葉を信じる父親。こんなトラヴォルタもたまにはいいかな。
スティーヴ・ブシェミがいつもの悲しげな表情をみせてくれる。ヴィンス・ヴォーン(「ザ・セル」で刑事役 を演っていた)が怪演。(2003.2)


バンディッツ BANDITS
アメリカ 2001年 124分
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ジョー・ブレーク(ブルース・ウィルス)、テリー・コリンズ(ビリー・ボブ・ソーントン)、ケイト・ウィーラー(ケイト・ブランシェット)、ハーヴィー・ポラード(トロイ・ギャリティ)、クレア(ジャニュアリー・ジョーンズ)
テレビ放映で見た。
ゆるいノリの愉快な銀行強盗もの。
刑務所で知り合った対照的な性格の二人の男、行動家のジョーと慎重にものごとを考える知性派のテリーが、脱獄してチームを組み、銀行関係者の家庭に上がり込んで居座ったのち、銀行を襲うという強盗を始める。二人の手口は、「お泊り強盗」と呼ばれ、世間を騒がせる。
そこに、主婦のケイトが登場、夫は冷淡な仕事の虫であまりかまってもらえず、家で一人で家事をする毎日にうんざりしていたケイトは、銀行強盗チームの仲間に加わり、ジョーと、そしてテリーといい感じになってしまい、友人同士の争いを招く。ケイトはどちらか一人を選べないといい、三角関係もなんかゆるくてあんまり深刻ではない感じだ。
仲間に呼ばれるジョーのいとこのスタントマン小僧のハーヴィーがよい。彼が弾着の練習をしているので、ラストのオチはわかってしまうが、「スティング」っぽいことをやってみたという、これもゆるい感じのノリで、まあいいかなと思った。(2018.9)


バイオハザード  RESIDENT EVIL、RESIDENT EVIL: GROUND ZERO、BIOHAZARD[日本]
2002年 ドイツ/イギリス/アメリカ  101分
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)、レイン(ミシェル・ロドリゲス)、マット(エリック・メビウス)、スペンス(ジェームズ・ピュアフォイ)、カプラン(マーティン・クルーズ)、ワン(コリン・サーモン)
人気シリーズ第一弾を、やっとテレビ放映録画で見る。
限られた空間でのはらはらどきどきの脱出劇。
アリスが、よく見る戦闘服でなく、赤いワンピース姿で戦うのがいい。(2013.1)

ブラッドワーク Blood Work
アメリカ 2002年 110分
監督 クリント・イーストウッド
原作 マイクル・コナリー「わが心臓の痛み
出演:マッケイレブ(クリント・イーストウッド)、バディ(ジェフ・ダニエルズ)、グラシェラ(ワンダ・デ・ジーザス)、フォックス医師(アンジェリカ・ ヒューストン)、ウィンストン刑事(ティナ・リフォード)、アランゴ刑事(ポール・ロドリゲス)、ウォーラー刑事(ディラン・ウォルシュ)
マイクル・コナリーのハードボイルド・ミステリーをイーストウッドが映画化。
心臓移植手術を受けた元FBI捜査官が、連続殺人犯を追う。
被害者の一人が自分に心臓を提供してくれた女性であることに対しマッケイレブは常に負い目を感じているはずなのだが、イーストウッドは見たところあまりくよくよしていない。術後数ヶ月という弱々しさは感じさせるものの、走るし、銃もばんばん撃ってみせる。
小説では完全にいやな奴であったアルンゴ刑事がコミカルなメキシコ野郎になっていて、相棒の刑事とマッケイレブと三人でドーナッツを食べるところなどのおかしさは絶妙である。
ところで、ミステリーとしての話の主流において原作と大きな違いがある。(2003.9)

(以下ねたばれあり!!)
★「ブラッドワーク」における原作と映画の大きな違い
犯人が違う人間になっている。
読んだ直後だったので、名前が入れ替わっていることに気づいた。
犯人のはずの人物が違う人物の名前を名乗り、本来その名前だった人物が犯人の名を名乗った時私は「まさか」と思い、その予感は的中した。 かつでロバート・アルトマンがチャンドラーの「長いお別れ」を映画化した際に、テリー・レノックス・ファンから非難をあびたという話を聞いたことがある。 そこまでの暴挙(?)とまではいかないまでも、あのキャラに好感を抱いていた読者にとっては、ちょっとショックかも。私はといえば、個人的には小説は小説、映画は映画という考えなので特にやだとは思わないのだが、驚いたことは驚いた。(2003.9)

リベリオン Equilibrium
2002年 アメリカ 106分
監督・脚本:カート・ウィマー
出演:プレストン(クリスチャン・ベイル)、パートリッジ(ショーン・ビーン)、メアリー(エミリー・ワトソン)、ブラント(ティ・ディグス)、デュポン (アンガス・マクファーデン)
第三次世界大戦の後、第四次世界大戦勃発を恐れた人類の指導者たちは、戦争の原因となる人間の暴力行為をなくすため、感情の発露を極力抑えることに決めた。人々は、プロジウムという薬(安定剤の一種か)の服用を義務づけられ、徹底した管理国家体制の下、感情を荒立てずに暮らしていた。
プレストンは、クラリックと呼ばれる高級警察官で、東洋武術を取り入れた射撃術「ガン=カタ」の達人。人の感情を乱す反乱者を厳しく取り締まっていた。が、証拠品であるキーツ詩集を横領した相棒パートリッジに銃を向けたことから、彼の内部に変化が生じていく。
「1984」ないしは「華氏451度」を思わせる独裁的な警察国家、「マト リックス」を思わせるお洒落なコスチューム、さらには、よくありすぎて作品名が特定できないのだが、感情に目覚めて涙を流す非情な男、国家に立ち向かう地下組織のメンバーとひげ面のリーダー、国家の大ボス「ファーザー」の正体など、近未来SFとして特に目新しいものはない。が、そこに香港映画風立ち回り 「ガン=カタ」が入ることで、一気に荒唐無稽な娯楽痛快さがアップ。弾道から外れる空間を読めるので決して敵の弾に当たることがなく、袖口から手品のように次々と出てくる銃をクロスに構えて大見得を切る。格闘技のポーズで結局撃つ。最後に対決する敵がボスにして「ガン=カタ」の達人でことがまた香港的。大の大人が大まじめに組み合って、立派だ。(2006.6)

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