みちのわくわくページ
コナン  

名探偵コナン 劇場版シリーズコナン

<制作年降順>
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)、
異次元の狙撃手(スナイパー)、 ルパン三世vs名探偵コナン
絶海の探偵(プライベート・アイ)、 11人目のストライカー、
沈黙の15分(クォーター)、 天空の難破船(ロスト・シップ)、 漆黒の追跡者(チェイサー)、 戦慄の楽譜(フルスコア)、 紺碧の柩(ジョリー・ロジャー)、 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)、 水平線上の陰謀(ストラテジー)、 銀翼の奇術師(マジシャン)、 迷宮の十字路(クロスロード)、 べーカー街の亡霊、 天国へのカウントダウン、 瞳の中の暗殺者、 世紀末の魔術師、 14番目の標的(ターゲット)、 時計仕掛けの摩天楼

大人気の推理アニメ。毎年ゴールデンウィークに新作が公開さ れている。
トリックの謎解きは、むかしホームズや怪人二十面相シリーズを読んだときのわくわく した気持ちをおもいださせてくれるが、タイムリミットまでの手に汗にぎ るサスペンスが、コナンの映画のみどころだという気もする。(2003.2)

名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 2017年  (未見)
名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) 2016年  (未見)

名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)
2015年 日本 公開:東宝 112分
監督:静野孔文
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、怪盗キッド(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、鈴木次郎吉(永井一郎)、目暮警部(茶風林)、宮台なつみ(榮倉奈々)
劇場版シリーズ第19作。劇場版タイトルには珍しく、カタカナ読みの語が含まれていない。
映画館で見損ねて、地上波放送を録画して見る。
ゴッホの名画「ひまわり」の幻の第2作を巡って、怪盗キッドと、コナンたちと、真犯人が攻防を繰り広げる。
戦争中に日本で焼失したと思われていたゴッホの「ひまわり」の2作目が発見される。
オークションで、鈴木財閥相談役の次郎吉(園子の祖父)が落札する。彼は、世界各国の美術館と連携し、7作ある「ひまわり」をすべて集めて展示する「ひまわり展」の開催を発表する。
鉄壁の守りを誇る新しい美術館で、7人の専門家が準備を進めていく中、キッドから犯行予告のカードが届く。
「ひまわり」のみに的を絞りつつ、飛行機の爆破と美術館の炎上という派手な危難に遭遇したコナンらがそこからどうやって脱出するかというスペクタクルで盛り上がる。今回もキッドは敵というより頼れる仲間という雰囲気である。(2016.4)

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) 
2014年 日本(公開東宝) 110分
監督:静野孔文
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、目暮警部(茶風林)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、白鳥刑事(井上和彦)。千葉刑事(千葉一伸)、綾小路文麿(置鮎龍太郎。京都府警警部)、
世良真純(日高のり子)、赤井秀一(池田秀一)、ジョディ・スターリング(一城みゆ希)、ジェイムズ・ブラック(家弓家正)、アンドレ・キャメル(梁田清之)、沖矢昴(置鮎龍太郎)、

<ゲスト>ティモシー・ハンター(中井和哉。元海軍特殊部隊ネイビー・シールズの狙撃兵。)、ジャック・ウォルツ(パトリック・ハーラン。元陸軍特殊部隊大尉。サンディエゴで会社経営。)、ビル・マーフィ(スティーブン・ヘインズ。元陸軍三等軍曹。ウォルツの秘。書)、マーク・スペンサー(大塚周夫。元横須賀基地司令官)、カルロス・リー(マイケル・リーバス。元海兵隊狙撃手。スペンサーの運転手。)、ケビン・ヨシノ(福士蒼汰。元海兵隊二等軍曹。東京でミリタリーショップを経営)、スコット・グリーン(辻親八。元海軍兵曹長。東京でバイク店を経営。)
★ネタバレあり!!!★
鈴木財閥が建てた新名所ベルツリータワーに遊びにやってきたコナンたち。展望台にいた男が、突然銃撃を受けて殺される。女子高校生探偵の世良とコナンはバイクで逃走する犯人を追うが、大追跡の末に犯人は海に飛び込んで逃れる。
2番目の狙撃事件が発生し、自体は連続殺人事件の様相を呈してくる。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの元狙撃手ティモシー・ハンターが被疑者として浮上する。ハンターは授与された勲章を剥奪され、その後家族を失い転落の人生を送っていたが、自分をそのような状況に追い込んだ人間を次々に狙っているようなのだった。(このハンターという狙撃手の名は、稀代の名狙撃手ボブ・リー・スワガーを主人公とする作品シリーズで知られる冒険小説家スティーヴン・ハンターを思い出させる。)
勲章剥奪のきっかけとなった人物、ジャック・ウォルツとその秘書ビル・マーフィが来日していて、ジャックは京都、マーフィは札幌にいることがわかると、警視庁のメグレ警部は京都府警と北海道警に協力を要請して二人を保護し、ハンターと関わりのある日本在住の元米軍関係者を洗い出す。元基地司令官のスペンサー、その運転手リー、元海兵隊員のケビン、元海軍曹長のグリーンらである。
FBIの三人ジョディ、ジェイムズ、キャメルらも調査に協力する。ベルツリーでの狙撃がかなり長距離から行われたことから、ジョディは、亡くなった潜入捜査員赤井秀人のことを思い出す。赤井は優れた狙撃手でもあったのだ。
冒頭の追跡劇に始まるコナンのスーパースケボー少年ぶりに、世良のバイクアクション、元米軍兵による激しい銃撃、そしてクライマックスに登場する凄腕の狙撃手(沖矢昴の正体がわかる人にはわかる程度に明かされたということだそうだ。黒ずくめの組織が恐れる「シルバーブレット」と呼ばれる狙撃手の話題も出てくる。)など、アクションはヒートアップして話は大げさになり、スケール的にインフレ気味の感がある。
が、狙撃手(スナイパー)という特殊技能をもつ犯人ということで、映画全体に渡ってずっと緊迫感が維持されているように思われたのはよかった。
二番目の殺人における、入射角による犯人の位置の特定は、それらしかったし、闇の中でのモスキート音の利用や地図でなく立体模型によって発見される犯人の意図など、例によって伏線が少々あからさまだが、気持ちよく生かされていると思った。
ちなみに、ネイビーシールズのSEALsという名称は、SEがSEA(海)、AがAIR(空)、LがLAND(陸)と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られており、そのどれにおいても優れた能力を持った兵士たちによる部隊だそうだ。
それと銃の型はよくわからないのだが、検索してみると、ケビンが使っていた銃はMK11、沖矢が持っていたのはチェイタックM200というらしい。(2014.5)

ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE
2013年 日本 (公開:東宝) 107分
監督:亀垣一
原作:モンキー・パンチ、青山剛昌
脚本: 前川淳
出演(声):ルパン三世(栗田貫一)、江戸川コナン/工藤新一(高山みなみ/山口勝平)、
次元大介(小林清志)、 石川五ェ門(浪川大輔)、峰不二子(沢城みゆき)、銭形警部(山寺宏一)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、怪盗キッド(山口勝平)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、阿笠博士(緒方賢一)、目暮警部(茶風林)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、エミリオ・バレッティ(入野自由)、ルチアーノ・カルネヴァーレ(金尾哲夫)、クラウディア・ベルッチ(夏菜)、アラン・スミシー(内野聖陽)、キング(三浦知良)
テレビ放映を録画して見る。2009年のテレビスペシャルに続くルパンとコナンのコラボアニメ、劇場版。
ルパンは、怪盗キッドを装って、米花町の銀行に保管されていた秘宝チェリーサファイアを盗む。スケボーで追っていったコナンは、五右衛門にスケボーを真っ二つにされる。
一方、日本でライブを行うため来日した世界的アイドル、エミリオのボディガードとして次元大介が姿を現す。
コナンは、ルパン一味が来日したわけを探ろうとする。
ジランバ共和国の工作員アラン・スミシー(この名は、ハリウッドで映画が撮られる際に使われる匿名代わりの監督名として知っている人は知っているもの。監督が何人も交代したり、名前を出したくないときなどにこの名が用いられる。)と、イタリアン・マフィアのルチアーノの、「ヴェスパニア鉱石」をめぐる駆け引きに巻き込まれたルパンと、ルパン一味を追うコナンが、対決というより協働して、事件を解決する。
銭形警部と、コナンでお馴染みの捜査一課の目暮警部や佐藤刑事や高木刑事が協力するのはなかなかいい。FBI三人組も出てきて勢揃いという感じ。
話はよくできていて、気合いが入っている感じがする。
大人のルパンは自然体だが、子どものコナンはルパン相手に少々気張りすぎのかっこつけすぎに見えた。(2015.2)

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) Private Eye in the Distant Sea
2013年 日本(公開東宝) 110分
監督: 静野孔文
原作: 青山剛昌
脚本: 櫻井武晴
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、目暮警部(茶風林)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、服部平次(堀川りょう)、遠山和葉(宮村優子)、
綾小路文麿(置鮎龍太郎。京都府警警部)、車折刑事(沢木郁也。京都府警捜査一課)、服部平蔵(小山武宏。大阪府警本部長。警視監。平次の父)、遠山銀司郎(小川真司。大阪府警刑事部部長。警視長。和葉の父。)、大滝悟郎(若本規夫。大阪府警捜査一課強行犯捜査係警部。)
<ゲスト>雨宮勇気(三田ゆう子)、勇気の父(黒田崇矢)、
藤井七海(柴咲コウ。海上自衛隊一等海佐。)、立石由紀夫(廣田行生。イージス艦「ほたか」艦長。海上自衛隊一等海佐)、副館長(梅津秀行)、関口誠(成田剣。イージス艦「ほたか」警務官。海上自衛隊一等海尉。)、岸大和(津久井教生。イージス艦「ほたか」CIC通信士。海上自衛隊二等海尉。)、井上文忠(幸野善之。イージス艦「ほたか」航海長。海上自衛隊三等海佐。)、佐久間重吾(麻生敬太郎。イージス艦「ほたか」戦術行動士官。海上自衛隊三等海佐。)、笹浦 洋介(水内清光。若狭地方隊情報官。海上自衛隊一等海尉。)、
倉田正明(松風雅也。海上保安庁・若狭海上保安部警備課所属。)
竹川(宗矢樹頼。日本国内潜入中の某国工作員。)

★多少のネタばれあり★
劇場版シリーズ第17弾。海上自衛隊の全面協力の下、イージス艦を舞台に、コナンらが自衛官殺人事件と艦内に潜入した某国スパイの捜査に挑む。微妙に国防や愛国のイメージを伴っていて、時事的な影響を感じる。イージス艦の細部が見られるのはうれしい。
コナンと仲間たちは、海上自衛隊による体験航海に参加することになった。イージス艦に乗船した一行は、京都の舞鶴港を出港し、艦内で見学を楽しんでいた。
公開訓練の途中に、正体不明の物体が艦に接近し緊迫するが、難破した外国船の一部であることが判明し、ことなきを得る。その間、コナンは事態を見抜いていたが、案内役の井上航海長はあくまでも訓練を装い、一般の見物客はデモンストレーションの一部と信じるのだった。
その後、艦の吸水口で人の左腕が発見される。袖の階級章から行方不明の笹浦一等海尉のものであると推測され、やがて、左腕を失った笹浦の水死体が若狭湾で発見される。
警視庁捜査一課の面々がヘリで駆け付け、海上保安庁も加わっての艦内捜査となる。乗船予定のなかった笹浦の携帯電話が甲板で発見され、艦内で殺人事件が起こった可能性が出てくる。自衛隊幹部は、当初情報提供を拒んでいたが、やがて、艦内に潜入していると思われる某国スパイ「X」の探索中であるという極秘事項を明かす。臨時乗船していた女性自衛官の藤井七海一等海佐は、防衛大臣直轄の情報保全隊員だった。笹浦は、Xに殺されたかもしれないのだ。
一方、陸では、日本国内で活動しXと連携していた某国工作員竹川が国外脱出を図る。コナンは大阪の平次に竹川の捜索を依頼する。コナンの腕時計型通信機には、新たに衛星通信機能が加わり、コナンは艦上から本土にいる阿笠博士や平次たちに連絡を取ることができるのだ。
イージス艦上では、海上自衛隊、海上保安庁、警視庁の面々が一丸となってXの捜索に乗り出し、陸では、阿笠博士と哀がコナンに情報を提供し、平次と和葉、京都府警と大阪府警が、竹川を追う。
連携プレイにより、海上と陸とで同時進行する捜索は、なかなか見応えがある。
Xを捕えるときに、例によってコナンがサッカーボールを蹴るのだが、このとき、イージス艦の構造物を利用し、ビリヤードのようにボールを当てる角度を計算して、段階を経て最終的にXにボールを命中させるのがいい。
竹川とXが確保され、殺人犯が判明した後に、もう一つの危機が控えている。閉鎖された甲板で蘭は「X」と遭遇、格闘の末、大変な事態に陥る。ポイントとなる名刺と電波時計の伏線は、不自然なまでに露骨で、いっそ微笑ましい。(2013.5)


名探偵コナン 11人目のストライカー
2012年 日本 東宝 110分
総監督:山本泰一郎 監督:静野孔文 原作:青山剛昌 
音楽:大野克夫 主題歌:「ハルウタ」いきものがかり
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、阿笠博士(緒方賢一)、灰原哀(林原めぐみ)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、赤木英雄(辻谷耕史)、比護隆佑(櫻井孝宏)、真田貴大(吉野裕行)、香田薫(桐谷美玲)、山森慎三(千葉繁)、榊良輔(中村大樹)、本浦圭一郎(井上倫宏)、中岡一雅(東地宏樹)、宮根誠司(本人)、足立梨花(本人)、
ゲスト出演(サッカー選手本人役):三浦知良、遠藤保仁、今野泰幸、中村憲剛、楢崎正剛
コナンら少年探偵団がJリーグのサッカー観戦を楽しんでいたとき、毛利探偵事務所に、爆破を予告する電話が入る。犯人は暗号を提示し、それを解かないと大規模な爆発が起こると告げるのだった。蘭から新一宛の電話を受け取ったコナンは、暗号解読に乗り出し、爆弾が自分らがいる東都スタジアムの電光掲示板に仕掛けられていることを突き止める。コナンは、スケボー技術を駆使してスタジアムの天井近くに設置された電光掲示板裏の鉄骨に到達し、大惨事を阻止しようと奮闘する。
後半は、同一犯人がさらに規模の大きい爆破を予告。警察は、爆弾が仕掛けられる場所をスタジアムよりも大勢の人間が集まるコンサート会場と特定するが、コナンはそれがフェイクであることを見抜くのだった。
ここんとこ、このシリーズで感じられる違和感、犯人の動機と人となりと犯罪の手法や規模が噛み合っていない感じはやはりある。また、今回、コナンはスケボーだけでなく、サッカーにおいても見事な技術を披露するのだが、そのあまりにも超人的なプレイは、アニメだからよしとするか、いくらなんでもやりすぎと思うかは、ちょっと感想の分かれるところみたいだ。
が、今回は、何よりも、Jリーグとのコラボということで、映画1本丸々サッカー一色の巻きとなっていて、私はサッカーはよく知らないのだが、それでもそれがいい感じだと思った。
実在のサッカー選手が何人も本人役で声の出演をしている。遠藤選手初め、みんな思いっきり棒読みなのだが、むしろ好感が持てる。さすがにキング・カズは自然な感じで別個にコナンとやりとりをするのだが、カズと会って頬を紅潮させるコナンがまたかわいかったりする。
サッカー選手がコーチをしてくれる子どもサッカー教室に参加して嬉々とするコナンを見て、哀ちゃんは「ただのサッカー小僧ね」とクールに言い放つが、コナンだけでなく、作り手もこぞってサッカー小僧になって製作に取り組んでいるような熱意が感じられる映画だった。爆破阻止の段階において、各チームのエースストライカーに花を持たせたり、コナンが遠藤選手に教わったフリーキックが最後に活かされる展開などにも、選手への敬意が感じられる。
サッカーに重きを置いたせいか、最近のシリーズ作品と違ってアバンタイトルが短く、お馴染みとなっている蘭と新一の中学時代の思い出もごくあっさりしていて却ってよかった。(2012.5)


名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)
2011年 日本(東宝) 109分
総監督:山本泰一郎、監督:静野孔文
原作:青山剛昌、脚本:古内一成 
音楽:大野克夫、主題歌:『Don't Wanna Lie』B'z
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、
武藤岳彦(江川央生)、山尾渓介(難波圭一)、氷川尚吾(関俊彦)、立原冬美(飯塚雅弓)、遠野みずき(朴璐美)、立原冬馬(宮田幸季)、朝倉優一郎東京都知事(麻生敬太郎)、渡部刑事(渡部陽一)、記者(宮根誠司)

★ねたばれあり!!(犯人の名指しはしていません)★
タイトルの「15分」は、雪崩に飲まれた人を救助する際のリミットを示すが、シリーズ劇場版第15作ということで、他にも「15」という数字が何回となく出てくる。
都営地下鉄開通式の際に東京都知事の命を狙って地下鉄に爆弾が仕掛けられるという事件が発生。たまたま地下鉄線路と並行する高速道路を走る車に乗っていたコナンは、トンネル内の不審な人影を見かけたことから爆弾が仕掛けられたことを知り、爆発を阻止しようと車中からスケボーで飛び出す。冒頭いきなり、首都高を逆走しての超高速スケボー・アクションにわくわく感が高まる。
コナンは、都知事が国交省時代に新潟県北ノ沢村でダム建設のために村を湖の底に沈めたことを知り、ダム建設に反対した者が爆破犯ではないかと推則する。
コナンたちは、移設5周年記念イベントでにぎわう北ノ沢村を訪れ、同村出身の5人の男女、武藤岳彦、山尾渓介、氷川尚吾、立原冬美、遠野みずきと知り合う。彼らは、村の小学校の5人しかいない同級生たちで、8年ぶりの再会を楽しんでいるかのように見えたが、実はそうでもなく、彼らの間には様々な感情が渦巻いているのだった。
山尾は8年前のある夜に、轢き逃げ事件を起こして服役し出所してきたばかりだった。それと同じ夜、立原の息子冬馬(当時7歳)は山で崖から転落し、意識が戻らないまま眠り続けていた。冬馬は、家の外で雪合戦をする歩美ら子供たちの歓声を聞いて8年間の眠りから目覚めるが、事故の夜の記憶を失っていた。
冬山をトレッキング中のコナンらは、雪の積もった斜面で氷川の死体を発見する。心臓発作による死に見えたが、周囲の状況から殺人の可能性が浮上してくる。
8年前の夜に起こった轢き逃げ事件と小学生転落事故。氷川の不審な死。ダム建設と湖の底に沈んだ旧村。事故当夜のことを思い出しつつある冬馬が語る「ダイヤモンド・ダスト」の記憶。氷川が持っていた新聞記事。コナンは、それらの要素をつなぎ合わせ、真相に近づいていく。
が、今回の謎解きは、大したミスリードもなく至ってシンプル。
クライマックスに訪れる危機はかなり大がかりなものであるが、それにしては犯人とその動機がみみっちくてどうにも不釣り合いである。ここは、べたでも荒唐無稽でもスケールのでっかい悪だくみがそれなりの理屈を持って仕組まれてほしかったところである。
ダム決壊による洪水を阻止するため、コナンはスキー場の積雪を利用して雪崩を起こそうとする。スピーディでダイナミックなコナンのスノーボーダーぶりは、見応えたっぷりである。冒頭の高速道路のシーンと併せて、今回はコナンの人間離れしたスケボ-&スノボ-・アクションを堪能するための一作であるとも言える。
エピローグでも「あと15分」のおまけがついてくるのが愉快。(2011.5)


名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)
2010年 日本(東宝) 102分
監督:山本泰一郎
原作:青山剛昌、 脚本:古内一成 
音楽:大野克夫、 主題歌:「Over Drive 」GARNET CROW
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、怪盗キッド/黒羽快斗(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松井菜桜子)、鈴木次郎吉(永井一郎)、服部平次(堀川りょう)、遠山和葉(宮村優子)、目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、中森銀三警部(石塚運昇)、鹿角剛士奈良県警警部(広瀬正志)、川口聡(大橋のぞみ)、
浅野光洋(客室乗務員。大川透)、ウェイトレス/ポニーテールの方(伊藤静)、ウェイトレス/ショートカットの方(優木まおみ)、藤岡隆道(野田圭一)、水川正輝(真地勇志)、西谷かすみ(石毛佐和)、石本順平(池田知聡)、赤いシャム猫リーダー(大友龍三郎)

(★後半、断り書きをしてからねたばれしてます!)
東京から大阪へ向かう飛行船内で、ウィルス・テロを企む武装集団とそれを阻止しようとするコナンたちの戦いが繰り広げられる。怪盗キッドが出てくるせいか、「ルパン三世」を思わせる細部がところどころに見受けられる。
鈴木財閥相談役の次郎吉は、かつて怪盗キッドにお宝を盗まれた復讐のため、飛行船ベル・ツリー号に載せた宝石「天空の貴婦人」を盗みに来るよう、新聞広告でキッドを挑発する。
飛行船には、所有者の次郎吉と親戚の園子を含めたお馴染みコナンたち一行、中森警部率いる警視庁捜査二課の警官グループ、ルポライター藤岡、テレビ番組スタッフの水川・西谷・石本、そして飛行船のクルーらが乗り込んでいた。
毛利小五郎や中森警部らがキッドの警戒に当たっていたが、ヘリでやってきた謎の武装集団が船内に侵入、彼らは1週間前に微生物研究所を襲撃し、感染すると死に至る凶悪なウィルスを盗んだテロ集団「赤いシャム猫」を名乗り、飛行船をハイジャックする。犯人たちは、爆弾とウィルスの入ったアンプルで乗員を脅し、ネットでハイジャック宣言をするのだった。
話はぐいぐい進んで飽きない。小学生のコナンがカッコよく見えるのはいつものことだが、今回は、さらに怪盗キッドの絡み具合が絶妙である。

(★以下ねたばれあります!)


赤いシャム猫のリーダーによって船外に放り出されたコナンを追って、キッドが間髪入れずに飛行船から飛び出すシーンは圧巻。「007/ムーンレイカー」のアバンタイトル以来、こうしたスカイ・ダイブ・アクションをちょくちょく見るが、中でもこれはアニメならではの軽妙さを活用していて見事だ。二人が着陸するのが、佐久島という田舎なのがまたいい。コナンが大阪の平次に携帯電話で協力を要請している背後で、キッドがヤギに草などをやっているのがのどかでおかしい。
怪盗が予告状を送りつけるのでなく、金持ちの方から怪盗に挑戦状をたたきつけるという導入は斬新で、絆創膏やコナンの七つ道具などの使い方も気が利いている。話はほとんど飛行船の中で進むにも関わらず、乗り物自体がユニークで魅力があるせいか(私にとっては)、あまり閉塞感を感じないですんだ。黒づくめの組織が中途半端に絡んだ前作より、よほど潔い。
今回は推理物としての謎解きには大して重きがおかれず、劇場版コナンシリーズの見せ場である(と私が思っている)タイムリミット・サスペンスもない。キッドはあまり盗む気がなく、コナンはあまりキッドを捕まえる気がないように見える。最近はなんでもかんでもウィルス・テロで、「コナン、お前もか」と思ったが、そこはちょっとひねりがきいていて、でも同じような悪だくみはテレビドラマ「左目探偵EYE」のスペシャル版で既にやっていたのだった。が、しかし、そうしたことどもをものともしない、見応えのあるアクション・アニメの逸品になっていると思う。 (2010.5)

ところで、おそらく、大人気なので終わらせたくなくて黒づくめの組織との決着が延ばし延ばしになっていると思うのだが、いくらなんでももう型をつけるべきではないか。どうしてもやめたくないなら(やめてほしくないが)、決着をつけてからでもコナンとして続けていく方法をなんとかひねり出すとかできないものかと思うのだが、そういうわけにもいかないのでしょうね。

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)
2009年 日本(公開東宝) 110分
監督:山本泰一郎、原作:青山剛昌、 脚本:古内一成、音楽:大野克夫、 主題歌:「PUZZLE」倉木麻衣
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、
毛利小五郎(神谷明)、灰原哀(林原めぐみ)、阿笠博士(緒方賢一)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、鈴木園子(松 井菜桜子)、服部平次(堀川りょう)、遠山和葉(宮村優子)、水谷浩介(DAIGO) 、
目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、千葉刑事(千葉一伸)、松本警視(加藤精三)、
横溝参悟警部/横溝重悟警部(大塚明夫)、山村警部(古川登志夫)、大和警部(高田祐司)、綾小路警部(置鮎龍太郎)、荻野警部(鶴ひろみ)、
ジン(堀之紀)、ウォッカ(立木文彦)、ベルモット(小山茉美)、キャンティ(井上喜久子)、コルン(木下浩之)
東京都とその近県で6件の殺人事件が発生。いずれも、被害者は何らかの所持品を盗まれ、死体の傍らに は七ピンのマージャン牌が残されていた。
広域連続殺人事件として目暮警部率いる捜査本部が設置され、長野、群馬、神奈川、静岡の各県警から捜査官が派遣されてくる。これまで様々な事件でコナンた ちと関わりのあった刑事や警部がぞくぞくと顔を見せてくれて楽しい。
毛利小五郎も調査協力を依頼され、捜査会議について行ったコナンは、捜査チームのメンバーの一人が黒ずくめの組織の一員ジンとコンタクトをとり、さらに彼 の車で去ったことを知る。黒ずくめの組織も何らかの理由で犯人を追い、メンバーが捜査官に変装して警察に潜り込んでいるらしいのだが、それが誰なのかはわ からない。彼等より先に犯人をみつければ組織の弱点をつかめると悟ったコナンは、自分の正体を知られたら最後という危険と背中合わせに、独自の捜査を開始 する。
常に警察の一歩先を行くコナンは、数年前に京都で起こったホテルの火災事故が事件と関わっていることをつきとめ、服部の協力を得て犯人の手がかりを得る。
一方、歩美たち少年探偵団は、昆虫採集に行った森の中で、かぶと虫に絡んだ謎に遭遇、これも事件と結びついていく。
コナン、警察、黒ずくめの組織が三つ巴になって犯人を追う。
コナンと仇敵である組織との対決は盛り上がる。テレビの方をあまり見ていないので、どこまで話が進んでいるのかよく知らなかったのだが、オープニングで丁 寧に説明してくれたのでわかりやすかった。
黒ずくめの組織は、決して一枚岩ではなく、メンバーがてんでんばらばらに好き勝手やっているようなところがあり、それでコナンもだいぶ助かっているように 思われる。
組織の一員ベルモットは、コナンに「アイリッシュ」というコードネームを告げる。どう見ても峰不二子みたいな彼女は、敵のくせにかなりのコナン贔屓であ る。彼女と話をするときのコナンがことさら悪ぶってため口をきくのもおかしい。
クライマックスの、東京タワーならぬハイド・タワーでの対決は、はらはらどきどきの連続。蘭ちゃんは、愛する新一の言葉を思い出し、空手の技を極める。ジ ンは狙撃コンビを同乗させてヘリコプターで空からコナンを襲撃。小学一年生のコナンがかっこよく見えるもり立てぶりはいつものことながら見事で、痛快だ。 (2009.5)


名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)
2008年 「名探偵コナン」制作委員会 東京ムービー  115分
監督:山本泰一郎  原作:青山剛昌 脚本:古内一成 
音楽:大野克夫 主題歌:「翼を広げて」ZARD
出演:コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、
秋庭怜子(桑島法子)(ソプラノ歌手)、堂本一輝(田中信夫)(パイプオルガン奏者、元ピアノ奏者)、堂本弦也(ピアノ奏者、堂本一輝の息子)、山根紫音 (バイオリン奏者)、千種らら(ソプラノ歌手)、ハンス・ミュラー(パイプオルガン調律師)、譜和匠(ふわたくみ。堂本音楽ホール館長、ピアノ調律師)
毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(神谷明)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、灰原哀(林原めぐみ)、鈴木園子(松 井菜桜子)、阿笠博士(緒方賢一)、目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦子)、高木刑事(高木渉)、
コナンたちは、鈴木財閥令嬢の 園子のつてで、音楽家堂本一樹が新設した音楽ホールのこけら落とし公演に招待されることになった。
堂本は、高名なピアニストだったが、何年か前に突然パイ プオルガンに転向、今回のコンサートもパイプオルガンの演奏を披露するものだった。
コナンたちは、練習の様子を見学させてもらい、ソプラノ歌手秋庭怜子に 小学校の合唱コンクールの指導をちゃっかり頼んだりする。
そんな中、堂本の音楽学校を卒 業した若手音楽家たちがあいついで殺される事件が発生し、秋庭怜子も何者かに命を狙われ始める。
今回の活躍は、コナンとゲスト の秋庭怜子のふたりがメイン。コナンは、一見お高くとまったいやな女に思える怜子の本質をいち早く見抜き、彼女が何者かに狙われていることを知る と、彼女を守るため行動を共にする。この二人のやりとりと、中盤の脱出劇がなかなかいい。
クライマックスは、コンサート 開催中に展開する音楽ホール爆破事件。犯人は、いくつもの爆弾を仕掛け、外側からホールを破壊、最後に内部で大爆発が起こるしくみになっている。コナン は、蘭たちもいる会場の最後の大爆発を阻止するため、爆発のしくみと爆弾の在処をつきとめようとする。コナンが爆弾を止めるのに必要とする3分の時間を稼 ぐため、怜子がいきなり歌い出すところは、めちゃくちゃなんだけど彼女の風格にみんなが圧倒されるのがなかなか爽快だ。(映画におけるコンサート中のホー ルでの事件のキッカケと言えば、シンバル。 昔は「知りすぎていた男」、最近では「交渉人真下正義」で見たが、今回はパイプオルガンに秘密が隠されている。)
灰原哀がとっさ の機転でリコーダーを使ってコナンに合図を送ったり、佐藤刑事と高木刑事が息の合ったコンビぶりを見せてくれたりするのはうれしい。
が、レギュラー陣は総 じて 脇に回っている。とはいえ、阿笠博士お馴染みのだじゃれクイズや、小五郎のおちゃらけ推理ぶりや、少年探偵団の合唱コンクールの練習など、愉快な見せ場は あるし、伏線も盛り込まれているので見逃さないように。
蘭と新一の中学時代の思い出に 「アメージング・グレイス」が絡むのもいい。喧嘩していながらいっしょに下校する中学生の二人は微笑ましい(園子のツッコミがナイス)。
絶対音感を持った音痴というのも可笑しい。(2008.5)


名探偵コナン 紺碧の柩(ジョリー・ロジャー)
2007年 名探偵コナン制作委員会 107分
監督:山本泰一郎
原作:青山剛昌
出演:コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(神谷明)、吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光 彦(大谷育江)、灰原哀(林原めぐみ)、鈴木園子(松井菜桜子)、阿笠博士(緒方賢一)、目暮警部(茶風林)、白鳥警部(井上和彦)、佐藤刑事(湯屋敦 子)、高木刑事(高木渉)、岩永観光課長(堀内賢雄)、美馬和夫(穂積隆信)、松本(中田譲治)
パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ONE PIECE」の盛況ぶりに影響 を受けてか、今回のコナンは、海賊お宝さがしの巻。
外海に浮かぶ神海島(こうみじま) を観光で訪れたコナンたちは、海賊の財宝 をめぐる島の伝説と、地震で半分海底に沈んでしまった頼親島(よりおやじま)の話を耳にする。伝説は、300年前活躍していたヨーロッパの女海賊アン・ボ ニーとメアリー・ リードが島の近くに財宝を隠したというものだが、二人の愛用した銃と剣が発見されたことで信憑性が高まり、島来者が増え、実際に宝を探し求めるトレ ジャーハンターらの姿も見られるようになっていた。
海底に潜って財宝探しをしていたト レジャーハンターたちが鮫に襲われ、一人 が死亡するという事故が起きた。コナンは、被害者のウェットスーツの状態から殺人の疑いを持つ。
一方、あゆみたち少年探偵団の面々 は、島の観光課が主催した宝探しゲームに 興じていた。「ジョリー・ロジャー」というキーワードを発見したコナンは、ゲームの謎解きが本物の宝探しにつながっていることに気付く。
宝をねらう凶悪なトレジャーハン ターと彼らの命を狙う謎の妨害者、本庁から は捜査のため目暮警部等一行が島に乗り込んでくる。
台風の接近で海が大荒れの夜、トレジャーハンターの松本とその仲間は、宝を求めて頼親島に向かうが、そ の際、蘭と薗子を連れ去った。彼らを追ってコナンは単身、島に乗り込む。
暗号解読と、宝を前にしての悪党た ちとの対決がみどころ。女海賊にあやかっ てか、蘭ねえちゃんが、いつになく攻撃的な目をしてみせる。おきまりの、新一との思い出を絡めたエピソードを盛り込むことにも抜かりはない。メタンによる 地滑りという伏線が生かされ、海上に姿を見せる「宝」。宝の正体を、島の漁師が語る。なかなかよい幕切れだ。(2007.5)


名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
2006年 小学館・東京ムービー・東宝 100分
監督:山本泰一郎
原作:青山剛昌
声の出演:コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(神谷明)、
吉田歩美(岩居由希子)、小島元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江、折笠愛)、灰原哀(林原めぐみ)、
服部平次(堀川りょう)、遠山和葉(宮村優子)、
鈴木園子(松井菜桜子)、阿笠博士(緒方賢一)、妃江英里(高島雅羅)、怪盗キッド(山口勝平)、白馬探(石田彰)、
目暮警部[警視庁捜査一課](茶風林)、白鳥警部[警視庁捜査一課](塩沢兼人、井上和彦)、千葉刑事[警視庁捜査一課](千葉一伸)、佐藤刑事[警視庁 捜査一課](湯屋敦子)、高木刑事[警視庁捜査一課](高木渉)、中森警部[警視庁捜査二課キッド担当](石塚運昇)、松本警視[警視庁](加藤精三)、 宮本由美[警視庁交通課](杉本ゆう)、
服部平蔵本部長[大阪府警](小山武宏)、遠山刑事部長[大阪府警](佐古雅人、小川真司)、大滝警部[大阪府警](若本規夫)、
横溝参悟警部[神奈川県警](大塚明夫)、横溝重悟警部[神奈川県警](大塚明夫)蘭ねえちゃん
劇場版シリーズ第10作。
遊園地ミラクルランドと超高級ホテ ルが建つ横浜臨海地域。毛 利小五郎とコナンたちは、ホテルのスイートルームに住む謎の依頼人に呼び出された。子どもたちは、ミラクルランドのリストバンド型フリーパスIDをプ レゼントされて喜ぶ。しかし、そのIDには危険な罠が仕掛けられていた。12時間後に爆発する時限爆弾。時間内に依頼人が提示したヒントを頼りに謎を解い て 事件を解決しないとみんなの命が危ない。 コナンと毛利小五郎は、横浜の街に 出た。依頼人のヒントを追って辿り着いた 廃墟で怪盗キッドを追う警察の面々と遭遇。小五郎と別行動をとることになったコナンは、同じようにID爆弾を装着された西の高校生探偵服部平次と東の高校 生探偵白馬探と協力することに。やがて3人は、某大学犯罪研究会OBたちが関わっていたと思われる現金強奪事件と殺人事件に辿り着く。 ミラクルランドに入った蘭と少年探 偵団たちの爆弾は、ミラクルランドから一 歩外に出ることによっても爆発する。そのため、海上部に大きくせり出しているレールを走るジェットコースターに乗ると爆弾が爆発してしまう。コナンからた だ一人爆弾のことを知らされた灰原は、蘭と少年探偵団の面々がジェットコースターに乗ることと、園外に出ることをひたすら阻止しようとする。 コナンたちの謎の究明とミラクルラ ンドでの爆弾爆発のサスペンスが交互に描 かれ、さらにその間にこれまでシリーズに登場してきた人物があっちこっちで顔を見せてファンを楽しませてくれる。(個人的には佐藤刑事と高木刑事がデート してるのが嬉しかったかな。)

★以下、ちょっとネタバレで 最後のアクションについて不満を述べてます。
最後の最後、ジェットコースターでリストバンドが張り付くアクションはなかなかよくて盛り上がったのだが、いくらキッドでもあれは無理。コナンと平次がなんとかすべきでしょ、と思った。(2006.5)

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)
2005年 小学館・東京ムービー・東宝 105分
監督:山本泰一郎
脚本:古内一成
原作:青山剛昌
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(神谷明)
鈴木財閥の令嬢園子のつてで豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海に招待されたコナンたち。 しかし、やがて船のオーナー一家をねらった殺人事件が発生。事件は15年前の大型船沈没事故に端を発しているのだった。犯人の正体は一目瞭然に思えたが、もう一人別の 犯人が。二重にしくまれた復讐劇の真相とは。謎解きが進む中、かくれんぼにまつわるエピソードで蘭と新一の心の絆もしっかり見せてくれるが、今回場をさら うのはなんと毛利小五郎。いつになくまじめで男前なところを披露。(2005.11)

名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)
2004年 小学館、東京ムービー、東宝 108分
監督:山本泰一郎
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
声の出演:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)、怪盗キッド(山口勝平)、毛利蘭(山崎和佳奈)
女優牧樹里が舞台で使用しているスターサファイヤ「運命の宝石」。これを盗むという犯行予告状が怪盗キッドから届き、毛利小五郎は宝石を守るよう樹里から依頼される。
戯曲「王妃ジョセフィーヌ」の千秋楽、キッドは大胆にも工藤新一になりすまして汐留の劇場「宇宙(そら)」に現れる。宝石は無事だったが、コナンは空中戦の末、キッドを取り逃がしてしまう。
翌日、劇団の一行は公演の打ち上げのためジャンボ旅客機で北海道に向かう。同機には、樹里に招待されたコナンたちと、機上での犯行を真のねらいとしていた キッドも搭乗していた。
やがて樹里が何者かによって毒殺される。騒ぎに巻き込まれた機長と副機長が倒れ、機は操縦手を失ってしまう。物語は機上殺人事件から一気に航空パニックも のに。コナン(一応小学生)とキッド(多分高校生くらい)は、わけのわからない航空関係の専門用語をすらすらと口にしながら、次々に発生する機械の不具合 に対処すべく、コックピットでチームを組む。
埠頭に即席の滑走路をつくり、蘭ねえちゃんに3サイズをしつこく訊くキッドが今回のスターかな。(2005.10)


名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)
2003年 小学館、読売テレビ他 108分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
子どもたちだけが観に行って、私は行かなかったのですが、さかんに勧められました。
京都歴史ミステリーらしい。コナンこと工藤新一のライバルにしてよき友である西の高校生探偵服部平次が活躍するらしい。(2003.5)

こどもの感想: ほとんど服部平次が主人公だった。コナンも出てくるけどちょっとだけだし。とってもおもしろかった。
テレビ放映を観た。京都の通りを題材にした数え歌が鍵になるあたりが本格ミステリーっぽいが、アクションとしての面白さも満載。確かに平次の独壇場。(2004.5)

名探偵コナン べーカー街の亡霊
2002年 小学館、読売テレビ他 107分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
脚本:野沢尚 
バーチャルゲームの中に再現される19世紀のロンドン。
シャーロック・ホームズの住んでいたべーカー街で切り裂きジャックの謎に迫るコナン。(2003.2)

こどもの感想: ゲームの世界に行くのが面白かった。

名探偵コナン 天国へのカウントダウン
2001年 小学館、読売テレビ他 100分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
コナン版少年探偵団が、ハラハラドキドキの大アクションを披露。
高層ビルから車ごと飛ぶ!!(2003.2)

テレビのコナン映画版人気投票でこの作品が1位になり、再放映された。以前 はちゃんと見られなかったとこもあったので、今回改めて見たら、かなり面白かった。
多摩に新設された超高層ツインタ ワービルを巡る連続殺人事件に、コナンと灰 原愛の仇敵、黒づくめの男たちの裏切り者抹殺事件が絡む。
少年探偵団の面々がそれぞれ個性豊 かで、見せ場があってかわいい。
ダイ ハードさながらダイブする蘭姉ちゃんもすごいけど、爆風を使って車ごと ジャンプする小学生たちもかなりすごい。(2006.11)

ヒント:富士山

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
2000年 小学館、読売テレビ他 100分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
犯人を目撃しながら、記憶を失ってしまった蘭姉ちゃんに犯人の魔の手が……。(2003.2)

名探偵コナン 世紀末の魔術師 
1999年 小学館、読売テレビ他 100分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
ロシア、ロマノフ王朝の王女ナスターシャと隠された財宝の謎とは?
怪盗キッドも登場、相変わらずのアナクロなキザぶりを発揮しつつ、いいとこ見せます。(2003.2)


名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)
1998年 小学館、読売テレビ他 99分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
次々と襲われる被害者たちに共通の秘密とは?
目暮警部のファーストネームや、毛利小五郎が実は射撃の名手だったことがわかる。(2003.2)


名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼  
1997年 小学館、読売テレビ他 95分
監督:こだま兼嗣
原作: 青山剛昌
いろんな手で仕掛けられる時限爆弾。
中でも、環状線電車に仕掛けられた爆弾のくだりは秀逸。手に汗にぎるサスペンスが味わえます。
推理が外れてたらどうするんじゃい!という見方はこの際おいといてね。(2003.2)

こどもの感想: 最後の時限爆弾を止めるところでハラハラした。

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