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○ 外国映画 タランティーノ

ヘイトフル・エイト、 ジャンゴ 繋がれざる者、 デス・プルーフ in グラインドハウス、 キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー、 キル・ビルVol.1

デス・プルーフ in グラインドハウス
Quentin Tarantino's Death Proof
2007年 アメリカ 113分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:スタントマン・マイク(カート・ラッセル)、アナバシー(ロザリオ・ドーソン)、パム(ローズ・マッゴーワン)、ゾーイ(ゾーイ・ベル)、リー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)、ジャングル・ジュリア(シドニー・タミーア・ポワチエ)、アーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)、シャナ(ジョーダン・ラッド)、キム(トレイシー・トムズ)
ケーブルTVでやったのを録画して見た。かつてアメリカでB級映画ばかりを上映していた映画館“グラインドハウス”で上映されるような作品というコンセプトで、クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが競作した2本立て「グラインドハウス」のうちのタランティーノ版。
ガールズトーク+バイオレンス・カー・アクションその1、ガールズトーク+バイオレンス・カー・アクションその2という構成からなる、ざっくりとした超B級ハード・アクション。
どくろマークがついた「死耐仕様」の黒い車を駆る殺人者スタントマン・マイクをカート・ラッセルが嬉々として演じている。最初のガールズは、彼の餌食となるが、次に彼が狙うガールズは、最初のガールズがタイトルを聞いたこともなかったカー・アクション映画「バニシング・ポイント」を絶賛するつわもの揃い。スタントウーマンのゾーイを演じるゾーイは、本物のスタントウーマンで、「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントをした人らしい。圧倒的に優勢だったマイクは、彼女らの反撃に遭い、状況は大逆転となるのだった。
痛快すぎて、見ている方も自分の中の凶暴さを煽られるような気になってくる。
勢いで全て押し切っているような、こんなに初期作品ぽいものを、何本も商業作品を撮った後で作るのはすごいと思った。(2012.11)


キル・ビルVol.2 ザ゙・ラブ・ストーリー Kill Bill vol.2
2004年アメリカ 138分 
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ベアトリクス・キドー又はザ・ブライド又はブラックマンバ(ユマ・サーマン)、エル・ドライバー又はカリフォルニア・マウンテン・スネーク(ダリル・ハンナ)、ビル(デヴィッド・キャラダイン)、バド又はサイドワインダー(マイケル・マドセン)、パイ・メイ(ゴードン・リュウ)、サミュエル・L・ジャクソン
Vol.1は、アジアへの思い入れが溢れすぎて処理しきれずわけ分かんなくなったというごたごたぶりが魅力だった。
が、こちらは、アメリカの荒野が舞台のせいか、荒廃したマカロニウェスタンの雰囲気を漂わせながら、きっちりとタイトに仕上がっている。
ザ・ブライドは、復讐を完遂するため、残る三人の仇を追う。
荒野に「夕陽のガンマン」の挿入曲がバーンと鳴り響くのは爽快。中国での修行のシーンの入れ方もよいと思った。絶対助からない状況だったはずなのに、これでまんまと納得させられてしまう。
最大の敵であり最愛の恋人でもあるビルと彼女の、スリリングでロマンティックな関係にぞくぞくする。
結婚式のリハーサルの途中に教会の前で再会する二人。彼らが語り合う言葉のひとつひとつが続いて起こる凄惨な出来事への予鈴となる。観る者が次の展開を既に知っているという状況を見事に利用して、否が応にも緊張が高まる。
デヴィッド・キャラダインのビルはかなり魅力的なのだが、なおこの作品で印象的だったのはダリル・ハンナ演じるエ ル・ドライバーだ。vol.1よりはるかに強烈に非道な女殺し屋ぶりを見せつける。トレーラハウスでのブライドとの対決がすさまじい。バドが刀を売らなかったせいで日本刀の斬り合いが実現した。(2004.5)


キル・ビル Vol.1 Kill Bill vol.1 
アメリカ 2003年 113分
監督:クェンティン・タランティーノ
出演:ザ・ブライド又はブラックマンバ(ユマ・サーマン)、服部半蔵(千葉真一)、オーレン・イシイ又はコットンマウス(ルーシー・リュー)、ソフィ(ジュリー・ドレフュス)、ゴーゴー夕張(栗山千明)、ビル(デヴィッド・キャラダイン)、エル・ドライバー又はカリフォルニア・マウンテン・スネーク(ダリル・ハンナ)、バニータ・グリーン又はコッパーヘッド(ビビカ・A・フォックス)、バド又はサイドワインダー(マイケル・マドセン)、ボス田中(國村準)、ボス小澤(麿赤児)、青葉屋の女主人(風祭ユキ)、「クレイジー88’s」の一員(北村一輝)
結婚式場で夫や友人を殺され、自らも頭を打ち抜かれ、お腹の子供も失った女殺し屋。
4年間の昏睡から目覚めた彼女は、暗殺集団への復讐を決意した。
敵は“ビル”と4人の殺し屋。彼女は黄色と黒のコスチュームに身を包み、まずは日本でヤクザの頂点に立つオーレン・イシイを追って東京に飛ぶ。
豪快に痛快にただ斬りまくるヒロインをユマ・サーマンが力演。
沖縄の寿司屋で千葉真一とたどたどしい日本語のあいさつを交わすあたりも好感が持てる。
日本についての描写がいろいろ取りざたされているが、個人的には、オーレンが親分衆の前で英語で話し出すと弁護士のソフィが即座に同時通訳するところがか なりおかしかった。
ゴージャスな環境の中で、とにかくひたすらチープな娯楽アクションを追求する、その心意気に押される。(2003.11)

このひと言(No.6):「ニーホントーガヒツヨウデー」
関連しているかもしれない作品:「女ガンマン・皆殺しのメロディ

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