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ウエスタン・ユニオン アンケート結果発表(7-9)

9.西部劇の悪役大集合(2012年1月)
8.「こんな人に贈りたい西部劇」(2011年10月)
7.好きなジョン・ウェインの西部劇(2011年7月)
6.好きな西部劇のラストシーン(2010年月)
5.初めて観た西部劇(2009年10月)
4.好きな西部劇決闘名場面(2009年4月)
3.好きな西部劇映画音楽(2009年1月)
2.好きな西部劇女優(2008年10月) 
1.好きな西部劇(2008年6月)

9.西部劇の悪役大集合(2012年1月)
・西部劇に登場する、痺れる悪役を演じた俳優を1人3名ということで回答していただきました。

★西部劇の悪役大集合 N=141件(45名×3票、3名×2票)  集計:原川 補集計:みち
題     名 該当作品 ※作品別票数 コメント
1 ジャック・パランス 18 ・「シェーン」 ・「右に出るものなし」(荒井) 、「有名なクライマックスシーンで説明不要」(大森)、「悪役という言葉がピッタリの風貌」(倉森)、「殺し屋ウイルソン/クールな男が恐かった」(榊原)、「黒ずくめの衣装、口数の少なさ、不気味さ」(田中雄)、「黒手袋の殺し屋の印象は非常に強烈」(永井)、「『シェーン』のもう一人の主役と言っていい存在感」(山内)、「孤高の殺人者」(和田)
2 リー・マーヴィン 12 ・「リバティ・バランスを射った男」(8)
・「七人の無頼漢」(2)
・「コマンチェロ」(2)
・「鞭を振り回し、ウィスキーをラッパ飲みする仕草は正に極悪非道の役柄、他に真似の出来ない迫力」(植木)、「ハチャメチャで撃たれるために出演しているよう」(片岡)、「よだれを垂らした狂犬を想起させる」(田中雄)、「デュークに対等に張り合える貫禄」(筑紫)、「これぞ悪役!手に汗握るウェインとのやり取り」(山内)
・「スコットを喰ってしまうふてぶてしい自信ぶり」(石川初)、「腕にガーターを巻いた逆入れ2丁拳銃」(島田)
・「愛すべき悪役」(生方)
3 ウォルター・ブレナン 6 ・「荒野の決闘」(5)
・「西部の男」(1)
・「悪人といえども人の子人の親、W・ブレナンありてH・フォンダが生きてくる」 (大里)、「悪役のオヤジが子供を亡くした時の心情」(山内)
3 リー・ヴァン・クリーフ 6 ・「真昼の決闘」(4)
・「夕陽のガンマン」(1)
・「デンヴァーの狼」(1)
・「 鷲鼻が印象的」(榊原)、「殺され役ばかりが主役級になったからご立派」(永井)

3 リチャード・ウィドマーク 6 ・「ゴーストタウンの決闘」(5)
・「廃墟の群盗」(1)
・「主役より一枚も二枚も上手の抜け目ない悪党」(佐野)、「銀行強盗をやりすぎるとアルプスに行けない」(島田)
・「ニヒルな悪党No.1」(筑紫)
6 ダン・デュリエ 5 ・「ウィンチェスター銃’73」(3)
・「荒野の追跡」(2)
・「冷酷無比、ナイフで切り刻むのが得意そう」(田口)、「憎めない無法者」(筑紫)、「悪の限りをつくしたすごさ」(和田)
・「ラスト敵の銃弾の中へファニングしながら飛び込んでゆく」(本田)
7 エリ・ウォラック 4 ・「荒野の七人」(4) ・「山賊の親玉だったがなぜか憎めなかった」(榊原)、「名立たる七人を一人で敵に回してあっぱれ」(田中雄)
7 ジーン・ハックマン 4 ・「クイックアンドデッド」(1)
・「許されざる者」<'92>(3)
 
7 ジャック・エラム 4 ・「ウエスタン」(1)
・「狙われた駅馬車」(3)

・「あの顔、歩き方 一目見て危ないと思う」(田口)、「駅馬者強盗団の一人で不気味な凄みを見せる」(本田)、「手に負えない冷血漢のような悪役」(横山政)
7 ブライアン・ドンレヴィ 4 ・「大平原」(2)
・「落日の決闘」(1)
・「砂塵」(1)
 ・「主役を圧倒」(荒井)、「なんといったってワルはこの人」(和田)
・「貫禄、押出し、黒ずくめのスタイルの良さ」(石川初)
11 カール・マルデン 3 ・「ネバダ・スミス」(2)
・「片目のジャック」(1)
・「この人の悪役として最後のやられ方がよい」(片岡) 、「悪役No.1」(武)
・「裏切りの元相棒、円形の大きな井戸でやられる」(藤本)
11 ジョン・アイアランド 3 ・「荒野の決闘」(1)
・「OK牧場の決闘」(2)

・「迫力ある悪役」(生方)、「恨み骨髄の形相のドクに倒される決闘シーン」(大森)
11 チャック・コナーズ 3 ・「大いなる西部」 ・「卑怯を絵に描いたような人物」(磯辺)、「卑怯な振舞いの後の親子のシーンが印象的」(片岡)
11 ネヴィル・ブランド 3 ・勇者のみ(1)
・胸に輝く星(2)
・「敵役最高の風貌」(生方)
・「見るからに悪党面でも年とってからはいい奴」(太田)
11 バート・ランカスター 3 ・「ヴェラクルス」 ・「五味康祐の一刀斎をパクった最後の決闘」 (大森)、「味方なのか敵なのか、油断ならない相棒」(佐野)
11 フォレスト・タッカー 3 ・「西部の裁き」 ・「西部の裁きの仇役」(武)、「主役のR・スコットと壮絶な殴り合い」(横山政)
17 アーサー・ケネディ 2 ・「ララミーから来た男」 ・「屈折した悪役での存在感が忘れられない」(永井) 
17 アンソニー・クイン 2 ・「ワーロック」 ・「自らの保身のため主役を利用する蛇のような男」(佐野) 、「一方的な友情コワイ」(長嶺)
17 ブルース・キャボット 2 ・「無法者の群」(1)
・「テキサス警備隊」(1)
 
17 ヘンリー・フォンダ 2 ・「大脱獄」(1)
・「ウエスタン」(1)
・「悪徳保安官ぶりが大変よかった」(島田) 
 17 ヘンリー・ブランドン ・「捜索者」
17 マイケル・ビーン 2 ・「トゥムストーン」  
17 ロバート・ライアン ・「プロフェッショナル」(1)
・「墓石と決闘」(1)
・「彼の心情ワカラナイ」(長嶺)
 ★得票数1票の面々★
◆ヴァージニア・メイヨ「死の谷」:「最後までついてゆく情熱の女」(荒井)、
◆オマー・シャリフ「マッケンナの黄金」:「悪人なのに意外とルールを守り憎めない感じ」(藤本)、
◆クラウス・キンスキー「軍盗荒野を裂く」:「顔そのものが冷酷無悲で悪党そのもの」(藤井)、
◆グラント・ウィザース「アパッチ砦」:「いつもうさん臭い役をやっている」(庄司)、
◆グレゴリー・ペック「大いなる西部」:「彼の愛情ズルイ」(長嶺)、
◆ジョセフ・シルードクラウド「テキサス警備隊」:「物静かで一見紳士、これこそ一番の悪だ」(庄司)、
◆ジョーン・クロフォードとマーセデス・マッケンブリッジ「大砂塵」:「悪女じゃなくても・・・怖〜い」(岩沢)
◆ジョン・デイビス・チャンドラー「アウトロー」:「イーストウッドにやられる賞金稼ぎ」(本田)、
◆デビッド・ブライアン「トマホーク峡谷の待伏せ」:「体のでかい、いかにも強そうな悪役」(横山政)、
◆ドナルド・プレザンス「ウィル・ペニー」:「大した悪役ぶり」(藤井)、
◆トム・ドレーク「ワーロック」:「子分に殺しをやらせる」(庄司)、
◆バートン・マクレーン「西部魂」:「スコットを倒したジャック・スレード」(武)、
◆バール・アイブス「大いなる西部」:「頑迷、不気味だが一本筋が通った西部男」(磯辺)、
◆ブライアン・デネヒー「シルバラード」:「真の「悪」とは何でしょう、難しいですね、でもブライアン・デネヒーには貫禄がありました」(坂本)、
◆ブルース・ダーン「11人のカウボーイ」:「スクリーン上でJ・ウェインを殺した数少ない悪役」(太田)、
◆ヘ ンリー・シルヴァ「荒野の3軍曹」:「面構えから真の悪役を感じさせる」(太田)、
◆マイク・マズルキ「ダコタ荒原」:「西部一のタフな悪役、ウェインとの殴り合いは圧巻」(倉森)、
◆ランドルフ・スコット「スポイラース」:「ニヒルな紳士とロイの壮絶な殴り合いが見もの」(藤本)、
◆ロバート・エヴァンス「荒野の悪魔」:「イケメンだが、何をしでかすか分からん不気味さ」(田口)、
◆ロリー・カルホーン「帰らざる河」:「ハンサム過ぎる悪役!? しかしカッコ良い」(倉森)、
◆ロン・チャニー「死闘の銀山」:「小学生時代にみたインパクトは強烈でノックアウトされたまま未だに起きあがれない」(篠田)

◆アイアン・マクドナルド「真昼の決闘」、◆アーネスト・ボーグナイン「ヴェラクルス」、◆クロード・エイキンス「リオ・ブラボー」、◆ジェームズ・コバーン「大いなる決闘」、◆ジャン・マリア・ボロンテ「夕陽のガンマン」、◆ジョージ・マシューズ「襲われた幌馬車」、◆ジョン・ウェイン「赤い河」、◆スリム・ピケンズ"An Eye for An Eye"、◆デフォレスト・ケリー「ワーロック」、 ◆テリー・サヴァラス「マッケンナの黄金」、◆ナサニエル・ナーシスコ「レッド・ムーン」、◆ハンフリー・ボガート「オクラホマ・キッド」、◆ホアキン・マルティネス「ワイルド・アパッチ」、◆ユル・ブリンナー「ウェストワールド」、◆レオ・ゴードン「地獄部隊を撃て!」、 ◆ロバート・ウィルク「真昼の決闘」、◆ロバート・デュバル「勇気ある追跡」
 <3票併せてのコメント>
◆デフォレスト・ケリー「ワーロック」、リー・ヴァン・クリーフ「デンヴァーの娘」、ジャック・エラム「ウエスタン」:「この3人は悪いことをする奴と言うより、主人公と対決する雇われ拳銃使いで、如何にも早そうで必ず主人公より遅い」(大豊)
◆リー・マーヴィン「コマンチェロ」、ダン・デュリエ「荒野の追跡」、リチャード・ウィドマーク「ゴーストタウンの決闘」:「彼らに共通しているのは、悪玉やると遊んでしまい、主演なんぞ食われてしまうのだ。」(野島)
◆ヘンリー・ブランドン「捜索者」、ナサニエル・ナーシスコ「レッド・ムーン」、ホアキン・マルティネス「ワイルド・アパッチ」:「ビッグスター扮するつわものと対等に戦い窮地に追い詰めた最強(凶)のインディアン3人。後2作にはベトナム戦争の影濃く。」(原川)
◆ネヴィル・ブランド「胸に輝く星」、ロバート・ウィルク「真昼の決闘」、レオ・ゴードン「地獄部隊を撃て!」:「彼等が西部の荒野に現れるや、コヨ−テは鳴き止み、ガラガラ蛇は巣穴に逃げ戻ると言われたもの。」(堀口)
◆ジャック・バランス「シェーン」、ウォルター・ブレナン「西部の男」、マイケル・ビーン「トゥームストーン」:「ヒーローがヒーローたる所以は、やはfり悪役がいるからであり、悪役が魅力的であればある程ヒーローの魅力も増していく。」(吉田)

8.「こんな人に贈りたい」西部劇(2011年10月)
 今回のアンケートは、今までと趣を変えて、自分をもとに選んでいただくのではなく、誰かのために、誰かを思って選んでいただくという形のものでした。3月11日の震災、9月の度重なる台風襲来と未曾有の危機が日本を襲いました。そんな中での今回のアンケート、選出者のみなさんの温かさや優しさが詰まったものになったのでは、と感慨深いものとなりました。どこかで肩を落としていたり、思い悩む方がいたらこのリストからチョイスして作品を薦めていけたらと思います。(企画・集計:榊原)

★一歩踏み出す勇気が欲しいと願う君に贈る1本 <30本>
題    名 コ メ ン ト
駅馬車 Stagecoach (1939) ・様々な人物を乗せた駅馬車はひた走る。開拓期の縮図 (石川初)
・60年前高校1年この1作で、一歩ふみ出す(石川幸)
北西への道 Northwest Passage(1940) ・不撓不屈のロジャース少佐(スペンサー・トレイシー)の勇気をみよ!(原川)
赤い河 Red River (1948) ・牛追いの旅に出る男たちがあげる雄叫びが、背中を押してくれる気がします(島田)
セントルイス South of St. Louis (1949) ・友情の鈴の音 (森)
荒野の三悪人 Best of the badmen(1951) ・南北戦争末期に南軍の残兵に対し、北部のカーペットバッガーたちの私欲から守る事を約束し投降させた北軍の将校(ロバート・ライアン)とその仲間(ウォルター・ブレナン、ジャック・ビューテル)とが、深い絆により周囲の誤解や嫌がらせに屈せずに、最後まで信念に基づいて正義を貫く姿勢。 (横山政)
勇魂よ永遠に Rocky Mountain(1951) ・先住民に包囲され、絶対絶命の窮地に陥った女性を救うために下した南軍策動隊長の決断とは? 究極の勇気とはこれ。(堀口)
勇者のみ Only the Valiant (1951) ・‘ONLY THE VALIANT’題名通り(野島)
女群西部へ Westward the Women(1952) ・女性だけで西部を目指す、その勇気、フランク・キャプラの原作がいい(庄司)
真昼の決闘 High Noon(1952) ・これぞ、勇気!(倉森)
・人を頼んでのミラー一味との対決のはずが思惑がはずれ、最後は一人で立ち向かう羽目に陥った保安官、遺書を書き死を覚悟し対決に赴く…これですね! (高野)
・本当の勇気とは恐れないことではなく、恐れている場合ではないと判断できることだと教えてくれる (永井)
シェーン SHANE(1953) ・ウィルソンとの決闘に赴くべく、旅装束の勝負服でのシェーンの登場には胸が躍った。自分もイザというときこうありたいと子供心に誓ったのだが・。 (佐野)
・あの雄大な風景を見ていると勇気が湧いてきます(篠田)
・シェーンの西部魂を農民は感謝(武)
・スターレット一家をはじめ、開拓民たちが逆境に立ち向かう姿(田中晶)
・耐え抜いた男の力 (和田)
捜索者 THE SEARCHERS(1956) ・愛する人達のため、命をかけて立ち向かう精神力(荒井)
必殺の一弾 The Fastest Gun Alive (1956) ・グレン・フォードの決意を見よ! (逢坂)
・通常、主人公はヒーロー、西部劇の主人公は銃の名人。しかしこの映画の主人公は技術こそ凄いが決闘未経験。他の西部劇の決闘とは緊張感が違います。文字通り教会から一歩踏み出し決闘の場へ。(大豊)
リオ・ブラボー RIO BRAVO (1959) ・With a Little Help from My Friends(友達の助けが少しだけあればなんとかなるさ)(田中雄)
・過去のトラウマから一歩抜け出すディーン・マーチンから勇気をもらいましょう。(藤本)
アラモ The Alamo (1960) ・少数精鋭で命を賭けてテキサスを守る勇気(植木)
荒野の七人 The Magnificent Seven (1960) ・皆で協力して、困難に立ち向かう勇気を与える(土本)
・そんときはそれでいいと思ったんだとさ! (廣井)
西部開拓史 How the West Was Won(1962) ・新天地を求めた開拓者たちの勇気が大好きです(生方)
シェナンドー河 Shenandoah (1965) ・戦争に巻き込まれた一家の悲しみと勇気(田口)
夕陽のガンマン For a Few Dollars More (1965) ・一連のモリコーネの音楽です。テンションが上がります。もう何かのビョーキです (田上正)
勇気ある追跡 True Grit (1969) ・これぞ文字通りの勇気(関川)
ワイルドバンチ The Wild Bunch (1969) ・やる時はやる(磯辺)
・「Let's Go」「Why not?」余計な言葉はヌキ。命懸けの殴り込みの前のこのやり取りは、何度見てもしびれます。(坂口)
・死地におもむくいさぎよさ(益田)
11人のカウボーイ The Cowboys(1971) ・牧場主は(死によって)少年達に「魂」を与えた(大里)
・子ども達が、友人とボスの死を乗り越えて敵に立ち向かい、迎えるラストの雄姿に勇気が沸々と湧いてくる。(榊原)
ラスト・シューティスト The Shootist(1976) ・ジョン・ウェインからロン・ハワードへ(長嶺)
サボテン・ブラザース Three Amigos (1986) ・コメディ映画ですが、ドジな主人公3人が勇気を出すことによって本当の英雄になるストーリーだから。(文字通り勇気を出して踏み出すシーンあり。ラストシーンの爽やかさは「荒野の七人」に負けません・笑) (吉田)
許されざる者 Unforgiven(1992) ・過去にこだわらず真の家族と成る。この1本が全てを伝えてくれる。(関)
トゥームストーン Tombstone (1993) ・あのドクを見たら奮起せざるを得ない (今野)
ネイティブ・ハート Last of the Dogmen (1995)
パトリオット The Patriot(2000) ・独立戦争のお話ですが、息子のために戦うというところで勇気がでます。 (田上延)
ワイルド・レンジ/最後の銃撃 OPEN RANGE (2004) ・覚悟を決めて、さあやろう! (岩沢)
ブロークントレイル遙かなる旅路 Broken Trail (2006) ・“我らは旅人である。この世に生を受け土に帰るまで、永遠の一部を旅するのだ”ラストシーンのロバート・デュバルの語り!感動のエンディング!(山内)
荒野の少年イサム (マンガ:1971〜74・アニメ:1973〜74) ・いじめられっ子がいたらイサムに逢わせてあげたい。苦境はあなたを強くする!負けるな!(榊原佐)

★笑顔を取り戻したいと願う君に贈る1本 <27本>
題    名 コ メ ン ト
マルクスの二挺拳銃 GO WEST (1940) ・ドタバタ喜劇の傑作抱腹絶倒(野島)
スポイラース The Spoilers(1942) ・ドタバタあり,ユーモアありで元気になります。ゆで卵が食べたくなります。 (藤本)
西部の王者 Buffalo Bill(1944) ・バッファロービルのワイルドウエストショー開催 (武)
三人の名付親 GODFATHERS(1948) ・シリアスさの中に西部劇らしからぬユーモアがあった(倉森)
黄色いリボン She Wore a Yellow Ribbon (1949) ・笑顔を取り戻すにはやはりこの1本 (石川幸)
・テーマミュージックを聞いただけで嬉しくなる (大里)
・胸にジィーンとくる大好きな西部劇。特にウェンは名演技。(出演者もバッチリ・音楽・ストリー・も最高)贈る人がいないので、自分に贈ります。2度目のモニューメント・ヴァレー行きは感無量でした (川崎)
腰抜け二挺拳銃
THE PALEFACE(1949)
・西部劇最大の爆笑篇。ボップ・ホープの珍芸(石川初)
・大好きな西部劇とお笑いの大コラボレーション。(関川)
・どんなに気分が沈んでいてもこれを見て笑わないひとは居ないだろう(永井)
・西部劇コメディの最高傑作です。(原川)
・これぞ豪華総天然色映画(和田)
テキサス決死隊 Streets of Laredo(1949) ・素朴な明るい笑顔、モナ・フリーマン (森)
リオ・グランデの砦 RIO GRANDE(1950) ・ラストシーン、デキシーが流れる中、モーリン・オハラの廻す日傘、シェリンダ将軍の馬に乗り、颯爽と隊を去るベン・ジョンソン。まるで笑顔と涙を合わせ鏡で見るようだ。 (庄司)
早射ちマック Quick Draw McGraw (1951〜61/以後再放送あり、ハンナ・バーベラ・プロダクション) ・保安官のマックと助手のルイの掛け合い&事件解決のドタバタコメディーはトム&ジェリーも降参!?(榊原佐)
ヴェラクルス VERA CRUZ(1954) ・どんな時笑顔が生まれるか考えました。余りにも鮮やかなものを見ると笑ってしまいます。この映画のガンプレイはまさに鮮やかそのもの。そしてバートの真っ白い歯の笑顔。 (大豊)
掠奪された七人の花嫁 Seven Brides for Seven Brothers (1954) ・樵(きこり)である山男たちの人間業と思えない強烈ダイナミックなダンスシーンには唖然とすると同時に思わず明るい気持ちに。 (佐野)
腰抜け列車強盗 Alias Jesse James(1959) ・西部を舞台にしたボブホープの喜劇ですが、腰抜け二丁拳銃と同様に彼のとぼけた演技と、最後に当時のTV西部劇のスターが沢山友情出演で出てきて、思わず笑顔になります。 保安官ワイアットアープ、ガンスモーク、幌馬車隊、ローンレンジャー、アニーよ銃をとれ、デービークロケット等の出演者達と、G.クーパーやB.クロスビーもご愛嬌で出演しています。(横山政)
リオ・ブラボー RIO BRAVO (1959) ・スタートからラストまで痛快活劇のオンパレード (荒井)
・元気を取り戻せます。 (磯辺)
・殺伐ななかでも”ライフルと愛馬”でも歌って元気になって(篠田)
アラスカ魂 NORTH TO ALASKA(1960) ・恋と男の熱い友情・ユーモラスと爽快なアクション(植木)
・おおらかな楽しい西部劇です。(生方)
ランダース The Rounders(1964) ・牧場経営近代化の波が押し寄せる中、頑固に昔流を貫く初老のカウボーイ2人組。そのハチャメチャな行動から起こる笑いと哀感。(堀口)
エル・ドラド El Dorado (1966) ・ジュームズ・カーン扮するミシシッピー(・・本当はもっと長ったらしい名前・笑)とコール=ジョン・ウェインとのやり取りがユーモラス!! (榊原)
テキサスの五人の仲間 Big Deal at Dodge City(1966) ・騙されたって、いい気持ちになれればいいさ(岩沢)
・気持ちよくだまされて、元気になります。 (逢坂)
・最後まで騙されてください (長嶺)
夕陽に立つ保安官 Support Your Local Sheriff!(1968) ・高校生のころテレビで見てげらげら笑った西部劇(島田)
ブレージング・サドル Blazing Saddles(1974) ・ばかばかし過ぎて笑えます。 (田中雄)
・開巻F・レインの歌声を聞いてニコニコ(益田)
オレゴン魂 Rooster Cogburn (1975) ・自分に素直に生きればイイ! (廣井)
・”あなたと過ごした時間は女なら誰もが喜ぶ時間だった(続きはもう少しありますが)”C・ヘップバーン の別れの言葉に“最後のいい所をまた持って行きやがった…”のJ・ウェンのセリフ。男の鑑! (山内)
アウトロー THE OUTLAW JOSEY WALES(1976) ・愛する家族や生活、全てを失った主人公が、復讐の旅を続けながらもやがて家族や仲間を取り戻し、人として再生するストーリーだから。 (吉田)
ブロンコ・ビリー BRONCO BILLY (1980) ・現代西部劇ですが、心優しいダメ人間共同体西部サーカス団による、微笑ましい人情劇で、見るたびに温かい気持ちになります。(坂口)
サボテン・ブラザース Three Amigos (1986) ・笑顔の意味がちょっと違うかも…でも笑えます。(高野)
・笑顔と腹筋が楽しい映画だから・・・でも西部劇かな?(田上延)
バック・トゥ− ・ザ・フューチャー3 Back to the Future 3 (1990) ・決して若くはないドクとクララの恋物語がほほ笑ましい。 (田中晶)
シティ・スリッカーズ City Slickers(1991) ・西部開拓時代ではない舞台ですが、疲れたときにはみんないろいろだと思います。(田上正)
ビッグ・ランニング Wagons East (1994) ・とりあえずアホなもの見て笑えば自然と心も晴れるもの(今野)
ブロークントレイル遙かなる旅路 Broken Trail (2006) ・苦難と戦う勇気と達成感 (田口)

★好きな人に気持ちを伝えたい君に贈る1本 <20本>
題    名 コ メ ン ト
駅馬車 Stagecoach (1939) ・シャイなリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)のダラスへの愛の告白がかわいい(田中晶)
荒野の決闘 MY DARLING CLEMENTINE(1946) ・原題My Darling Clementine です(生方)
・理屈抜きです(大里)
・「クレメンタインという名前が大好きです」。 「クレメンタイン」のかわりに「好きな人の名」を、「名前」のところに「君のすべて」を (佐野)
・アープのクレメンタインに送る最後のセリフ(武)
・ワイアット・アープはどうしてもどうしてもクレメンタインに逢いたくて3年後に再会そしてめでたく結ばれたのであった (篠田)
・好きな人(女性)に見てもらいたいのは、この西部劇しかないでしょう。特にラストシーンを! (堀口)
・クレメンタインへの思い(ヘンリー・フォンダとキャシー・ダウンズの別れ)(森)
・好きな人に気持ちを伝えきれない主人公を見て、ぜひ伝えたい気持ちを強く持ってほしいと思います。 (吉田)
・ラストシーンをつぶやいてみて下さい(和田)
赤い河 Red River (1948) ・長い旅の途中、親子の対立。ラストシーンはお互いに理解し合う(植木)
・マット・ガーストとチアリー・バランスが銃の腕を見せ合いしたのちチアリー・バランスが「この銃に勝るものはスイスの時計と女だ・・・。」(庄司)
リオ・グランデの砦 RIO GRANDE(1950) ・妻や子、さらに友人、部下等への愛情(荒井)
シェーン SHANE(1953) ・シェーンを慕うジョーイ少年。マリアンも彼にほのかな慕情が・・。日本人の心情に最もぴったりした股旅劇(石川初)
・愛情を胸に秘め去っていく究極の愛 (関川)
・こういう愛情表現もある。(永井)
帰らざる河 River of No Return (1954) ・まさにストレートな愛情の直球 (倉森)
・好きな女に好きだと言えた西部の男が意外と思い当たらず。モンローをかっさらっていくミッチャムに拍手を。(島田)
テキサス街道 Jubilee Trail(1954) ・余り話題にならない映画ですが、悪役のフォレスト・タッカーがこの映画では珍しくも善良な常識人として、他人(ジョン・ラッセル)の子供とその未亡人(ジョン・レスリー)を家族愛に基づいて迎え入れる、感動的な映画です。バックに流れる音楽も良くフィットしています。 (横山政)
やさしく愛して Love Me Tender (1956) ・主題歌「LOVE ME TENDER」 E・プレスリーの歌(野島)
大いなる西部 The Big Country (1958) ・ほんとうの僕はマッケイなのだ!(岩沢)
リオ・ブラボー RIO BRAVO (1959) ・保安官チャンスと踊り子フェザースの不器用な遣り取りを見れば誰でも自信を持てる筈です。(高野)
・そんな格好で人前に出たら逮捕するぞ!(廣井)
アラスカ魂 NORTH TO ALASKA(1960) ・不器用なデュークを見習って… (田中雄)
・なかなか好きだと言えないジョン・ウェイン是非参考に!(藤本)
ウィル・ペニー Will Penny (1967) ・無骨なヘストンと、知的なジョーン・ハケットの淡い恋が、泣かせますナー。(逢坂)
ヤングガン Young Guns(1988) ・復讐と愛と信念が美しい(田上延)
バック・トゥ− ・ザ・フューチャー3 Back to the Future 3 (1990) ・ドグの純情溢れる一目惚れ、ついに結ばれたクララとの奇想天外で羨ましい結末。 好きな人と観たら最高! (榊原裕)
遥かなる大地へ Far and Away(1992) ・さあ、これからさ!(田上正)
ラスト・オブ・モヒカン THE LAST OF THE MOHICANS(1992) ・恋愛映画の傑作 (磯辺)
ドクタークイン 大西部の女医物語 Dr. Quinn, Medicine Woman (1993〜98) ・女医・ミケーラと彼女を支えるサリーを中心に描かれるストーリーには、深い愛情が溢れてます。 (榊原佐)
ワイルド・レンジ/最後の銃撃 OPEN RANGE (2004)
ブロークントレイル遙かなる旅路 Broken Trail (2006) ・”いつか便りをくれ 知りたいんだ君が幸せか” トム(T・ヘイデン・チャーチ)のサン・フーへの分かれ際の言葉。女性のみならず男もウルッと来るいいシーンです。 「ブロークントレイル」最高!! (山内)
トゥルー・グリット True Grit (2010) ・自己を信頼してあきらめない勇気 (田口)
・マティ・ロスがコグバーンの消息を訪れる所から最後まで見てください(長嶺)

7.好きなジョン・ウェインの西部劇(2011年7月)
・メンバーによるアンケート。好きなジョン・ウェイン西部劇を順位つきで5本挙げていただきました。
・回答者は57名。うち1名が4本のみの選出でした。「騎兵隊三部作」という回答があり、選出基準に該当しないのですが、三部作中最上位を占めた「黄色いリボン」に2点加算」しました。「静かなる男」「ハタリ!」という回答がありましたが、西部劇ではないので、集計外としました。
・順位の得点は、1位:5点、2位:4点、3位:3点、4位:2点、5位:1点
・同得点の場合は、選出人員の多い方を上位としました。
・選出人数による順位で同人数の場合は、得点の多い方を上位としました。(集計:田口)

★好きなジョン・ウェインの西部劇 
順位 題       名 得点 選出人数 選出順位
1 駅馬車 116 31 2
2 捜索者 106 31 3
3 リオ・ブラボー 103 34 1
4 黄色いリボン 78 24 4
5 勇気ある追跡 68 23 5
6 赤い河 61 22 6
7 ラスト・シューティスト 48 18 7
8 リオ・グランデの砦 43 13 8
9 リバティバランスを射った男 33 9 9
10 三人の名付親 23 7 10
11 11人のカウボーイ 19 6 12
12 エルドラド 17 5 14
13 ホンドー 16 5 15
14 アラモ 15 7 11
15 拳銃無宿 14 4 18
16 オレゴン魂 13 6 13
17 アラスカ魂 12 5 16
18 スポイラース 10 3 21
19 コマンチェロ 9 4 19
20 チザム 7 5 17
21 アパッチ砦 7 4 20
22 エルダー兄弟 5 1 26
22 ダコタ荒原 5 1 26
24 騎兵隊 4 2 22
25 大いなる男たち 4 1 28
26 100万ドルの血闘 3 2 23
26 拳銃の町 3 2 23
28 戦う幌馬車 3 1 29
29 ビッグ・トレイル 2 2 25
30 リオ・ロボ 2 1 30
30 大列車強盗 2 1 30

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