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○ 外国映画 ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還、 ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔、 ロード・オブ・ザ・リング
◆簡単に分かる登場人物紹介

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 The Lord of the Ring :The Return of the King
2003年 アメリカ、ニュージーランド  203分
監督 ピーター・ジャクソン
原作 「指輪物語」J・R・R・トールキン作
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン
長大な物語もついに堂々の完結。
ローハン王セオデンは、冥王の手から人間を救うべく兵を起こすが、敵の軍力はあまりにも大きく圧倒的。アラゴルンは、かつてゴンドールの王と交わした誓いを守れぬまま亡霊となってさまよう兵士たちに会い協力を要請することに。
一方、指輪の魔力により心身ともに衰弱しつつあるフロドは、ゴラムに導かれてモンドールの魔の山を目指していた。ゴラムは、フロドに尽くすサムを疎ましく 思い、二人を引き裂き、指輪を奪うための計略を練る。
失意の放浪者であったアラゴルンが、王として生きることに目覚め、指導者としての威厳を身につけていく様子を見るのは気持ちがいい。
サムは前2作でもいいところを見せていたが、フロドを救出して魔の山に向かうまではほとんど彼の独壇場。フロドの強さが今一つ見た目でわかりにくいのが残念。
これまであまり目立たなかったピピンとメリーのホビットの兄弟が活躍するのもうれしい。
しかし、どうにも物語がおさまりきらない。3時間の作品が3本あってもまだ描き足りない。
ボロミアの弟ファラミアや、ローハンの騎士エオメルにはもっともっと活躍してほしかったし、今回はレゴラスやギムリも影が薄かった(レゴラスはマンモスの怪獣オリファント?を一匹まるまるやっつけてくれるけど)。サルマンがまったく出てこないのには、原作ファンもびっくりらしい。
この上は原作を読んで欲求不満を解消するしかないのだろうが、長すぎる。(2004.3)


ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 The Lord of the Ring :The Two Towers 
2002年 アメリカ、ニュージーランド  179分
監督 ピーター・ジャクソン
原作 「指輪物語」J・R・R・トールキン作
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン
第1作の終わりで別れ別れになってしまった旅の仲間たちは、三つに分かれたまま旅を続ける。
フロドとサムは冥王サウロンの本拠地モルドールを目指し、ピピンとメリーはファルゴンの森に迷い込む。
一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリらは、サルマンの兵の襲撃を受け危機に瀕しているローハン国に入り、王とともに戦うことに。圧倒的な大軍を迎え撃つ、 最後の砦ヘルム峡谷での戦いが圧巻。
第1作もそうであったが、ニュージーランドの風景はとにかく雄大、SFXによる建造物はひたすらでかく、気持ちのいい開放感を味わわせてくれる。できれば大画面で観ておくのがいい。(2003.3)


ロード・オブ・ザ・リング The Lord of the Ring : The Fellows of the RIng (上記作品関連作) 
2001年 アメリカ、ニュージーランド 178分
監督:ピーター・ジャクソン
原作:「指輪物語」J・R・R・トールキン作
出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン
遠い昔、”中つ国”でのお話。魔法使い、ホビット、人間ほかさまざまな種族が混在している世界で、世界を滅ぼす力を持つ「指輪」を巡って、悪の魔王と、善の者たちが戦う。
原作は全く読んでいないのだが、混乱することなく、容易に世界に入り込むことができた、というよりはすっかり引きいれられてしまった。
「僕が行く。」と宣言するフロドは、正しい心を持つ者の強さをきわめて静かに表明していて感動的だった。
王家の血を引くさすらいの騎士アラゴルンとエルフの王女アルウェンの恋は、騎士と姫君のラブストーリーという王道を行っていてなつかしい。
モリアの坑道でのアクションシーンはわくわくした。洞窟の穴はとにかく深く、細く頼りない石の階段はどこまでも続く。崩れ落ちる石の道は、特殊効果とわかっていても迫力があった。
第1作なので、状況や登場人物の説明が必要なため、9人の仲間が集まって旅に出るまでで半分くらい過ぎてしまう。また、これからってとこで終わってしまう ので、観る人は3時間近くかけて高ぶってきた思いをいきなり断ち切られ、自分の中で持てあましてしまうかも。 (2003.3)(ビデオで観ました)

簡単にわかる登場人物紹介

登場人物がかなり多く複雑なので、自分でもよくわかるように整理してみました。
原作は読んでいないので、あくまでも映画2作と映画の公式HPから得た知識によるものです。

<9人の旅の仲間
☆フロド・バギンス ホビット族
☆サム  ホビット族
☆メリー ホビット族
☆ピピン ホビット族
☆ガンダルフ 魔法使い
☆アラゴルン[ストレイダー] 人間
☆ボロミア 人間
☆レゴラス エルフ族
☆ギムリ ドワーフ族

<経緯>
冥王サウロンは、世界を滅ぼす魔力を持つ「指輪」を「滅びの山」の「滅びの火」を用いてつくった。
が、人間のイシルドゥア王に腕を切り落とされ、指輪を奪われる。
イシルドゥア王は指輪の誘惑に負けて自ら滅び、指輪はゴラムの手に渡るが、その後ホビット族のビルボ・バギンスのものとなる。ビルボはさらに、これをフロドに託す。
力を取り戻しつつあるサウロンは、モルドールバラド=ドゥアの塔を本拠にし、指輪を奪還すべく「 9人のナズグル (黒の乗り手)」を使わした。また、彼はオークと呼ばれる兵からなる軍隊を持つ。
一方、フロドは、旅の仲間とともに、指輪を葬る旅に出る。指輪はモルドールにある「滅びの山」の「滅びの火」の中に投げ込まなければ破壊できないのだ。

<魔法使い>
白が最高位、灰色は格が下らしい。
☆ガンダルフ(イアン・マッケラン)
指輪を葬る旅の発案者。 
☆サルマン(クリストファー・リー)
白の魔法使いだが、冥王サウロンと手を結ぶ。
アイゼルガルドオルサンクの塔を本拠とする。
ウルク=ハイと呼ばれる新種のオークを作りだし、大軍を率いて世界を支配しようとする。

<ホビット族>
身長2〜4フィートの種族。故郷を愛し外の世界へいくことをあまり望まない。
☆フロド・バギンス(イライジャ・ウッド)
従兄弟のビルボから「指輪」を託される。
仲間とともに指輪を葬り去るための旅に出るが、指輪の魔力は彼の心や体に影響を与えつつある。
☆サム(ショーン・アスティン)
庭師。フロドを主人として慕い、旅に付きそう。 フロドにとってはかなり頼りになる味方。
☆メリー(ドミニク・モナハン)
☆ピピン(ビリー・ボイド)
フロドの親戚の腕白兄弟。 フロドの旅に加わる。
☆ビルボ・バギンス(イアン・ホルム)
フロドの従兄弟。指輪の持ち主だったが、111歳の誕生日に指輪をフロドに託して旅に出る。

☆ゴラム(アンディ・サーキス)
元はホビットの仲間ストゥア族スメアゴルと呼ばれる者だったが、指輪の魔力に取り憑かれ、変貌したらしい。
自分から指輪を奪ったとしてフロドを憎む一方、彼を慕う気持ちも湧いてきて、複雑なキャラク ターになっている。

<人間>
☆アラゴルン[ストレイダー] (ヴィゴ・モーテンセン)
さすらいの騎士。本当は、イシルドゥア王の末裔でゴンドール国の王子。指輪の誘惑に負けたイシルドゥア王の血を引いていることに負い目を感じているが、ものすごく腕の立つ勇者である。
[ゴンドール]
☆ボロミア(ショーン・ビーン)
ゴンドールの執政デネソールの息子。
☆ファラミア(デヴィッド・ウェンハム)
ゴンドールの執政デネソールの息子。ボロミアの弟。
☆デネソール(ジョン・ノブル)
ゴンドールの執政。
[ローハン]
☆セオデン王(バーナード・ヒル)
ローハンの王。グリマの術に落ち魂を病んでいたが、ガンダルフに救われる。
ヘルム峡谷でわずか300の兵で、サルマンの10000もの大軍を迎え撃つ。
☆エオメル(カール・アーバン)
セオデンの甥。勇敢な騎士だが、グリマに追放を言い渡される。
☆エオウィン(ミランダ・オットー)
セオデンの姪でエオメルの妹。美しく、剣の腕も立つ。アラゴルンを秘かに慕う。
☆グリマ[蛇の舌](ブラッド・ドゥーリフ)
セオデンの相談役だが、実はサルマンの手下。
バラド・ドゥアの塔からサルマン配下にあるオークの大軍を観て、その数の多さに圧倒され思わず涙する。

<エルフ族>
不老不死の美しい種族。”殿上人”といったイメージ。
不老不死だが、戦闘で負傷すると死ぬこともあるようだ。
☆レゴラス(オーランド・ブルーム)
流れるような金髪に碧眼の騎士。弓矢の名手。
☆アルウェン(リヴ・タイラー)
エルフの王妃ガラドリエルの孫。人間のアラゴルンを愛し共に生きることを誓うが。
☆エルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)
エルフ、人間、ドワーフの代表者会議の議長。
アルウェンの父で、人間に恋をした娘を心配している。
☆ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)
エルフの王妃。「ロスロリアンの奥方」と呼ばれる。
☆ハルディア(クレイグ・パーカー)
エルフの将。ヘルム峡谷の戦いで、軍を率いてローハンの応援に駆けつける。

<ドワーフ族>
身長4〜5フィート、長い髭、がっしりした体格が特徴の種族。
地中を掘ることと工芸に優れる。
☆ギムリ(ジョン・リス=ディヴィス)
ドワーフの騎士。斧の使い手。コミカルな言動でみんなを楽しませる。

<ハント族>
ファルゴンの森に住む、喋って動く木の種族。森を守る。
☆木の髭
森に迷いこんだメリーとピピンを助けてくれる。
サウロンと人間たちの戦いに参加するかどうかについて他の仲間たちと協議するが。

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