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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

イ ンディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
2008年 アメリカ 124分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
出演:インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)、マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)、ジョージ・マクヘイル(レイ・ウィンストン)、マ リオン・レイヴンウッド(カレン・アレン)、イリーナ・スパルコ大佐(ケイト・ブランシェット)、オクスリー教授(ジョン・ハート)、ディーン・チャール ズ・スタンフォース(ジム・ブロードベント)
19年ぶりにシリーズが復活。
ネバダ州の砂漠の真ん中にある米軍倉庫。侵入したソ連軍に乗っ取られた軍用車から降り立つ男。乾いた地面に落ちる帽子の影にテーマ曲がかぶさる。どうどうのヒーロー登場シーンである。
1957年の冷戦時代を背景に、盗まれた秘宝クリスタル・スカルをめぐって、ソ連軍の女将校スパルコと考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズが争奪戦を展開する。
インディの相棒でCIAのマックは立場が二転三転し、インディ父子と旧知である考古学者オクスリー教授は、謎を追ううちに超然とした伝道師のような存在と化す。彼等に加え、第1作に登場した豪快な酒飲み女マリオンとその息子マットが参列。アクションにつぐアクションにはらはらどきどきしつつも、丁々発止のやりとりが楽しい。
アクションにテーマがあるとしたら、今回は、併走する車だ。
冒頭から「アメリカン・グラフィティ」を思い出させるアメリカの若者たちと、軍の車が競走をしてみせる。
で、市街でのバイクと車の併走。FBIに目をつけられ追われるインディは、マットが運転するバイクの後部席から車に引きずり込まれ、抜け出してまたバイクに戻る。バイクごと大学のキャンパスに突っ込み、学生の質問に答えるのが愉快だ。
そして、南米の密林での、スパルコ大佐率いる軍団とのクリスタル・スカルの壮絶な奪い合い。併走する車の上で大嫌いなフェンシングの剣で敵とやりあうマットがいい。延々と続くカーチェ イスに飽きることはなく、しかも最後には、人食いアリの襲撃が控えている。「兵隊アリ」の出現は、昆虫パニック映画の傑作「黒い絨毯」(1954年。バイ ロン・ハスキン監督 チャールトン・ヘストン主演)を思い出させてくれた。
ロズウェル事件、ナスカの地上絵、エルドラド伝説、ピラミッドの古代文字など、有名な世界の謎と神秘が絡む。密林のテントの中、スパルコに囚われたインディの傍らでUFOのように光る蛍光リングの青白い光が謎を暗示する。
スパルコ演じるブランシェットが、魅力的。彼女は目的のためには手段を選ばない冷酷非道な軍幹部というだけでなく、超常的な力を求めてやまない探求者としての一面を持っていて、ありがちな女将校や女殺し屋とは一味違うのだ。 (2008.7)

関連作品:「レイダース/失われたアーク<聖櫃>(1981)」、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984)」、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989)」
この一言(No.36)「どうやら我々は、人生において何かを得るよりも、失うことの方が多い年代に達してしまったようだ。」

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