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スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け、 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー、 スター・ウォーズ 最後のジェダイ、 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー、 スター・ウォーズ フォースの覚醒、 スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐、 スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002年)、 スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス、 スター・ウォーズ ジェダイの復讐/特別編エピソード6、 スター・ウォーズ 帝国の逆襲/特別編 エピソード5、 スター・ウォーズ/特別編 エピソード4/新たなる希望

映画は見る端から忘れていく方なのでHPやブログに書き留めているのだが、まだインターネットをやっていなかった時期に見たものは、ネット検索によるデータと記憶だけが頼りである。後発の3作(エピソード1〜3)は、ほとんど内容を覚えていない。でも、第1〜3作(エピソードで言うと「4〜6」なんだけど)は、それよりずっと前に見たのにそこそこ内容を覚えているのだった。(2017.10)

<シリーズ作品> 
●製作順(降順)
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年)
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年)
スター・ウォーズ 最後のジェダイ(2017年)
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年) 
スター・ウォーズ フォースの覚醒(2015年)
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005年)
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002年)
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999年)
スター・ウォーズ ジェダイの復讐(1983年) /特別編 エピソード6(1997年)
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980年) /特別編 エピソード5(1997年)
スター・ウォーズ (1977年) /特別編 エピソード4/新たなる希望(1997年)

●ドラマ時系列順(昇順)
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999年)
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002年)
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005年)
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年) 
スター・ウォーズ (1977年) /特別編 エピソード4/新たなる希望(1997年)
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980年) /特別編 エピソード5(1997年)
スター・ウォーズ ジェダイの復讐(1983年) /特別編 エピソード6(1997年)
スター・ウォーズ フォースの覚醒(2015年)
スター・ウォーズ 最後のジェダイ(2017年)
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年)

<作品紹介・感想>

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER
2019年 アメリカ 142分
監督:J・J・エイブラムス
出演:レイ(デイジー・リドリー)、カイロ・レン/ベン・ソロ(アダム・ドライヴァー)、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、フィン(ジョン・ボイエガ)、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)、パルパティーン(イアン・マクダーミド)
C−3PO(アンソニー・ダニエルズ)、R2−D2、BB−8、D−O(J・J・エイブラムス)
ゾーリ(ケリー・ラッセル)、ジャナ(ナオミ・アッキー)、バブ・フリック、マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)、ローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン)、コニックス(ビリー・ラード)、チャーリー・ペース(ドミニク・モナハン)
ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)、プライド将軍(リチャード・E・グラント)

<ジェダイの声の出演>
ダース・ベイダー(ジェームズ・アール・ジョーンズ)、アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)、オビ・ワン=ケノービ(ユアン・マクレガー)、ヨーダ(フランク・オズ)、クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)、メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)、スノーク(アンディ・サーキス)、アソーカ・タノ(アシュリー・エクスタイン)、ケイナン・ジャラス(フレディ・プリンゼ・Jr)

エピソード7・8・9三部作の最終話にして、シリーズ9作の大完結編。
レイたちは、敵の正体を知る手掛かりを追って、次から次から次へといろいろな惑星に飛ぶ。話や場所がめまぐるしく変わるのでちょっとについていけなくなるところもあるが、楽しく見られた。レイがジェダイとしての修行に励み、途中から仲間たちとは別行動になって敵との対決を迎えるのは、ルークのときの話と重なると思った。
が、カイロ・レン、フィン、ポー・ダメロンらに比べ、前2作同様、彼女が人として無味無臭に見えてしまうのが残念だった。何者でもないのにフォースを持っているのがよかったのに、結局血筋が絡んでいたのも(それがなんであれ)、そんなにはおもしろく思えなかった。デイジー・リドリーはがんばっているのだが、自分に授かった特異な能力を受け入れて生きようとする心正しい若い女性という設定があるだけで、彼女の個性とか際立つ魅力とかがわたしにはあまり感じられなかった。前から見るとお団子をのっけたようなヘアスタイルと白いコスチュームは、何度となく仏陀を思わせ、その姿から思うに敢えて人間臭さを排除したのかもしれない。
だが、この映画の肝は、やはりシリーズ作品最終話ということ。なつかしい人やものや決めゼリフの再登場はまるで同窓会のようであり、第1作(エピソード4)から見てきた者にとっては、感慨深いものがある。
しかしながら、それだけにとどまらず、長い時を経て続いてきた、その背後に積み重なるものが、圧倒的な重量感を持って迫ってくる。カイロ・レンとレイの若い二人が悩み、ダメロンがレイアの後を継ぐなか、不変のロボット二体は相変わらずの名コンビぶりを見せ、かつての俳優が久しぶりのお目見えをし(今回はビリー・ディー・ウィリアムズとイアン・マクダーミド)、亡くなってしまった俳優(キャリー・フィッシャー)がCGで登場し、劇中で死んだことになっている人物らが幻影となって現れ(!)、たった一言二言のため歴代ジェダイがわんさかと声の出演をする(これは言われなければ気づかないが)、新旧虚実入り乱れて混沌とする様は、なんとも豪快である。(2020.1)
<セリフ>
Lando Calrissian: I have a bad feeling about this.
*   *   *
Kylo Ren: I know what I have to do, but don't know if I have the strength to do it.
Han Solo: You do.
Kylo Ren: Dad...
Han Solo: I know.



ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー SOLO: A STAR WARS STORY
2018年 アメリカ 135分
監督:ロン・ハワード
脚本:ローレンス・カスダン、ジョン・カスダン
出演:ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)、キーラ(エミリア・クラーク)、トバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)、ランド・カルリジアン(ドナルド・グローヴァー)、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)、ヴァル(タンディ・ニュートン)、L3-37(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)、リオ(声:ジョン・ファヴロー)、ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)、エンフィス(エリン・ケリーマン)、ダース・モール(レイ・パーク)、レディ・プロキシマ(声:リンダ・ハント)

「スター・ウォーズ」シリーズの人気脇役、悪ぶってるけど実は気のいいアウトロー、ハン・ソロの過去を描いたサイドストーリー。
シリーズ第一作(エピソード4)で、ハン・ソロが口にした船自慢「ファルコン号は、ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ」というセリフから、脚本担当のカスダン親子は話を広げに広げて、ハン・ソロはなぜ「ソロ」と名乗るようになったのか、どんなふうに相棒チューバッカと出会ったのか、どういうわけでファルコン号で宇宙の難所中の難所であるケッセル・ランを12パーセクで飛ぶ羽目になったのか、などを小気味よく語っていく。
ガンベルトにホルスターに拳銃、ゴージャスな列車強盗、犯行前夜の野営、土地を奪われ蜂起する先住民族などと、昨今の暗く陰鬱な西部劇より、よほど西部劇らしい、というか私が好きな西部劇の要素をふんだんに盛り込み、さらには、乗り物を乗り回し、危険なお宝を運ぶ冒険活劇の要素も交え、わくわくする娯楽活劇になっている。
始まってからずっと画面が暗くてなかなか顔がちゃんと見えないのが気になったり、ハン・ソロは、やはり若いころのハリソン・フォードに演ってほしいという叶わぬ夢を心にいだきつつも、随所に気の利いた細部がちりばめられていて、飽きなかった。
この細部とは、スター・ウォーズファンでなければわからない小ネタばかりということではない。私は、シリーズ全作をほぼ見ているが、ソロのセリフをいちいち全部覚えているほど熱烈なファンではない。「嫌な予感がする」といういつものセリフも何作目かで検索して知ったし、今回の「ケッセル・ランを12パーセクで」も見てから検索してそういうことかと知った次第、ファルコン号が登場時はいろいろな装備が付いていて、それが戦っているうちに徐々にお馴染みの形態になっていく、その姿をしっかり目に焼き付けているファンは、なんとかいう救命ボートみたいなものが切り離されて身軽になった船体を見て快哉をあげるそうで、それはきっとさぞかし感動的なんだろうけど、わたしは、その喜びを共有できるほどのファンではない。
それでも、冒頭恋人のキーラとともに車(空をとぶやつ)で脱走を図ったソロが、行く手のあい路を車体を横に(縦に?)して切り抜けようとし、クライマックスでもやはりケッセル・ランで狭い空間を抜けるためファルコン号を横に(縦に?)する、あるいは、キーラとソロがお互いの手の中に持たせてやる「お守り」や、ランドとソロとの2度にわたるギャンブル、ランドと女性型ドロイドL3-37との得難い関係など、アクション以外でも楽しめるところがいろいろあった。
そして最後の砂浜でのベケットとソロの対決は、いい。(2018.8)
<セリフ>
Han Solo: I've got a good feeling about this.
ハン・ソロ:なんだかいい予感がするぜ。(本作)
*  *  *
Han Solo: I got a bad feeling about this.
ハン・ソロ:なんだか、嫌な予感がするぜ。(エピソード4ほか)
Han Solo: You’ve never heard of the Millennium Falcon? … It’s the ship that made the Kessel run in less than 12 parsecs.
ハン・ソロ:ミレニアムファルコンを知らないだって?… ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ船だぜ。(エピソード4)

スター・ウォーズ 最後のジェダイ  STAR WARS: THE LAST JEDI
2017年 アメリカ 152分
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
出演:ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)、レイ(デイジー・リドリー)、フィン(ジョン・ボイエガ)、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、ローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン)、ペイジ・ティコ(ヴェロニカ・グゥ(ゴー・タイン・バン))、アクバー提督(ティム・ローズ)、アミリン・ホルドー中将(ローラ・ダーン)、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)、BB8、B8、R2D2(ジミー・ヴィー)、C−3PO(アンソニー・ダニエルズ)、ヨーダ(声:フランク・オズ)、
スノーク(アンディ・サーキス)、カイロ・レン(アダム・ドライヴァー)、ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)、キャプテン・ファズマ(グウェンドリン・クリスティ)、DJ(ベニチオ・デル・トロ)、マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)、ポーグ
★ネタバレしてます!
ファースト・オーダーとレジスタンスの間で激しい攻防が繰り広げられる一方、レイは、辺境の惑星に隠棲するルーク・スカイウォーカーを訪ねる。でも、ルークはレイの話に耳を傾けようとはしない。
猛攻を受けたレジスタンスの宇宙船は大破し、レイアは宇宙空間に放り出されるが、奇跡の生還を果たす。とはいうものの、任務を続ける状態にはなく、ホルドー中将が一時的にそのあとを継いで指揮官となる。しかし、なすすべもなく逃げる一方のホルドーのやり方に業をにやしたダメロンは、フィンらと敵艦の追跡を遅らすための作戦を考え、フィンと技師のローズを敵艦に潜入させる。
レイは、辺境の惑星にいながらにして、敵艦のカイロ・レンと“交信”し、敵のボス、スノークに相対する。(カイロ・レンはなかなかよい。)
話が交錯し、登場人物が入り乱れる。場面場面のアクションはみごとで飽きない。でも、長すぎる。もうちょっとすっきりしてわかりやすい方が、好みである。感想がぶつ切りでしか出てこない。
フィンらの作戦が中途半端に終わるので欲求不満に陥る。これまでアクション映画において、脱出であれ救出であれ奪還であれ、いったんスタートした作戦が最後の段階まで行かなかったことが、どのくらいあったろうか。いろいろ邪魔が入っても結局は達成されるか、あるいはやった!と思ったら最後の最後で邪魔が入るとかはあっても、途中で立ち消えになることはあまりないと思う。
BB8は、前作ではかわいいだけだったが、今回は活躍する。
レイアの後を継ぐホルドーは、一見使えないやつと思わせといて実は、という展開なのだが、そして仲間を石の惑星に逃すため自らが犠牲になるのだが、それなのになぜかわたしは好感がもてなかった。ずっと夜会用のようなドレス姿なのもその一因かもしれない。
このホルドーの玉砕は「宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(1978年の方)のラストを、石の惑星でレジスタンスの基地を狙うファースト・オーダーの巨大砲のエネルギー充填の様子は波動砲を思い出させ、「ヤマト」っぽいところがあると思った。
この巨大砲にフィンが突っ込もうとするので、え、また玉砕?と思ったら、ローズが止めたのでよかった。
石の惑星が、地表は真っ白だけど、ちょっとえぐると赤い砂(石粒)の層になっていて、戦闘での動きがあるたびに赤い軌跡がついたり飛翔が上がったりするのは、きれいでおもしろかった。
ルークの登場には胸が高鳴ったし、無敵ぶりも痛快でものすごい技を使ったのだが、結局あそこから一歩も出てないのは残念だった。
レイの両親がただの人で、フォースの使い手が血筋に関係なさそうなのがよかった。次作で、実は両親は別にいる、とかっていう話にならないといい。
DJは、次回で表返りそうなキャラである。(2018.1)


ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー Rogue One A Star Wars Story
2016年 アメリカ 134分
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:ジン・アーソ(ゲイレンの娘。フェリシティ・ジョーンズ)、キャシアン・アンドー(反乱軍のスパイ。ディエゴ・ルナ)、K−2SO(元帝国軍ドロイド。アラン・テュディック)、チアルート・イムウェ(元ジェダ寺院の守護者。ドニー・イェン)、ベイズ・マルバス(チアルートの相棒。チアン・ウェン)、ボーディー・ルック(帝国軍貨物船パイロット。リズ・アーメッド)、ゲイレン・アーソ(科学者。マッツ・ミケルセン)、ソウ・ゲレラ(過激な反乱軍兵士。フォレスト・ウィテカー)、
クレニック(帝国軍デス・スター開発責任は。ベン・メンデルスゾーン)、ターキン(帝国軍総督。ガイ・ヘンリー/ピーター・カッシング[CG])、ダースベイダー(演:ダニエル・ナプラス&スペンサー・ワイルディング/声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)
モン・モスマ(元老院議員。ジュヌヴィエーヴ・オライリー)、ラダス提督(演:ポール・ケイシー/声:ステファン・スタントン)、メルシー軍曹(ダンカン・パウ)、ベイル・オーガナ(ジミー・スミッツ)、レイア・オーガナ(イングヴィルド・デイラ/キャリー・フィッシャー[CG])
「スター・ウォーズ」シリーズの外伝。
40年前に見た「スター・ウォーズ」(1977年。特別編「エピソード4/新たなる希望」は1997年。)の冒頭につながる。レイア姫が、R2D2に託してオビワン・ケノビに届けようとしたデス・スターの設計図が、いかにして彼女の手に渡ったかが明かされる。
科学者ゲイレン・アーソは、帝国軍に拉致され、不本意ながらデス・スターの開発に協力することに。母を殺され、父を連れ去られた娘のジンは、成長してクールな無法者となる。ゲイレンは、デス・スター製造中に密かに致命的な弱点を組み込んでいた。その設計図を奪うため、ジンは反乱軍のはぐれ者たちとともに決死隊「ローグ・ワン」を結成し、惑星スカリフにあるデータ収集タワーを襲撃する。かれらと帝国軍、さらに反乱軍の応援が加わり、激しい戦いが繰り広げられる。
ドニー・イェンが盲目の棒使いチアルートを演じているが、その相棒ベイズとのコンビがなかなかよい。ゲイレン役のミケルセンは、顔が見せる。娘を「スターダスト」と呼び、それがパスワードとなるのは定番だけどよかった。
ハイテクのはずなのに、データの送信はカセットを取り出して塔の天辺の機械にセットしなけりゃならなかったり、地上でケーブルを繋がないと送信できなかったりとアナログな段取りを踏まなけりゃならないのがよかった。それでこそアクションは盛り上がるのだなと思った。(2017.2)
<舞台となる惑星など>
ジェダ:ジンの故郷。聖なる都がある。ゲレラの本拠もここ。聖なる都はデス・スターによって破壊される
ヤヴィン第4衛星:反乱軍の本拠となっている。
イードゥ:帝国軍の研究施設がある。
ムスタファー:ダースベイダーの城がある。
スカリフ:帝国軍の建築物データ収集タワー施設があり、デス・スターの設計図のデータもここに収納されている。タワー周辺は、デス・スターによって破壊される。


スター・ウォーズ フォースの覚醒 STAR WARS:THE FORCE AWAKENS
2015年 アメリカ 136分
監督:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント
キャラクター創造:ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、チューバッカ(ピーター・メイヒュー)、レイ(デイジー・リドリー)、フィン(ジョン・ボイエガ)、BB8、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)、最高指導者スノーク(アンディ・サーキス)、ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)、キャプテン・ファズマ(グウェンドリン・クリスティー)、C−3PO(アンソニー・ダニエルズ)、R2−D2(ケニー・ベイカー)、ロア・サン・テッカ(マックス・フォン・シドー)
★ネタばれしてます! 注意!!★
昨年は、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ジュラシック・ワールド」と、30年前から映画を見続けてきたファンならではの楽しみ方ができる映画の公開が多く、その特権を駆使させてもらったが、これはその真打ともいうべき話題作。
映画は見る端から忘れていく方なのでHPやブログに書き留めているのだが、近年の3作(エピソード1〜3)はほんとに覚えていなくて、なのにHPを始めてから見たエピソード3については、ただ「つながった。」としか感想を書いていないのだった。第1〜3作(エピソードで言うと「4〜6」なんだけど)は、そこそこ覚えていて、しかも第1作は映画公開にあたってテレビ放映してくれたので、記憶を新たに本作に臨めた。
あれから30年後、宇宙は平和になっていず、ファーストオーダーという軍事組織が幅をきかせている。これは、銀河帝国の残党によって設立され、ダークサイドのフォースの使い手スノークが最高指導者で、彼によってダークサイドに引きこまれたハン・ソロとレイアの息子ベンがカイロ・レンと名乗ってレン騎士団を率いている。レイアは「将軍」となり、レジスタンスの指揮官としてファーストオーダーと戦いを繰り広げている。(ウーキーペディア スター・ウォーズオンライン百科事典」より)
レジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンは、ジェダイの最後の生き残りルーク・スカイウォーカーの居処を記す「スカイウォーカーの地図」を手に入れるが、ファーストオーダーに追われ、丸いロボットBB8に地図を托す。ファーストオーダーのストームトルーパー(兵士)のフィンは、捕虜となったポーを逃がし、自らも脱走を図る。フィンは、不時着した田舎の砂漠の惑星でその日暮らしをする娘レイと出会う。2人は、BB8とともに、ファーストオーダーの追跡を受け、砂漠に放置されていたミレニアム・ファルコン号を作動させて逃走する。かつての愛機を目にしたハン・ソロとチューバッカが登場、彼らはレイアが率いるレジスタンスの本拠に向う。といった展開。
レイアと別れ、30年経っても借金まみれの冒険野郎ハン・ソロだが、それでもやはり人の親で息子には弱く、レイアのセリフ(後述)は悲しい結果となって現れる。ジェダイの騎士となった息子がダークサイドの父を葬ったルークの場合とは逆に、ダークサイドに落ちた息子が父を手に掛けるという事態になってしまう。
フィンは、故郷を破壊し自分を拉致し無理矢理兵士としたファーストオーダーから逃れたのだが、かつての同僚からは何度も「裏切り者」と呼ばれる。彼の代わりに、マキノ雅弘監督の映画に出てきたセリフ「ちげえや、表返ったんでえ!」と言ってやりたいものだ。
長年の相棒を失って怒り狂ったチューバッカだが、再び宇宙船を操縦するにあたってソロの席にレイがいるのを見てにやけるのは、なんとも立ち直りが早くてよい。
BB8は、丸くてかわいいが、R2D2ほどには気が利いていない。
3CPOは、相変わらずおしゃべりで、久しぶりの再会に感じ入っているソロとレイアの間にじゃまくさく立ち回っている姿が可笑しかった。
個人的にはパイロットに弱いので、ポーが地味によかった。
敵方の争奪戦となる「スカイウォーカーの地図」、受け継がれるライトセイバーなどの「もの」の扱いもよかった。ライトセイバーは、フォースがなくても使えるのだと知る。
ジャケットにこだわる男が2人、自分のジャケットをフィンが着ているのをみて咎めるポーと、昔からずっと似たようなジャケットを着ているソロ。
若い二人とベテランらのほどよい融合。娯楽宇宙SF活劇の妙味がそこここに配置され、なつかしさを煽るファンサービスも適度で心地よかった。 (2016.1)

<セリフ集>(Imdbによる。訳は字幕うろ覚えです。)
フィン:タイ・ファイターを飛ばせる?
ポー・ダメロン:なんだって飛ばせる。
Finn: Can you fly a TIE Fighter?
Poe Dameron: I can fly anything.

ハン・ソロ:帰ってきたぞ、チュウイー。
Han Solo: [stepping into the Millennium Falcon] Chewie, we're home.

ハン・ソロ:いやな予感がする。
Han Solo: I've got a bad feeling about this.

ハン・ソロ:髪形を変えたな。
レイア:同じジャケットだわ。
Han Solo: You changed your hair!
Leia: Same jacket!

レイア:ルークはジェダイだけど、あなたは父親よ。
Leia: [to Han Solo about their son, Kylo Ren] Luke is a Jedi, but you are his father.


スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 Star Wars: Episode 3 Revenge of the Sith
2005年 アメリカ 141分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:オビ=ワン・ケノビ(ユアン・マクレガー)、アナキン・スカイウォーカー(へイデン・クリステンセン)、パドメ(ナタリー・ポートマン)、パルパティーン(イアン・マクダーミド)、ダース・シディアス(?)、ヨーダ、ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)、オーガナ(ジミー・スミッツ)、グリーバス将軍、ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)、C3PO(アンソニー・ダニエルズ)、R2D2(ケニー・ベイカー)、チューバッカ(ピーター・メイヒュー)
つながった。(2005.10)
2005年の公開当時に見た感想は、ただ「つながった。」としか書いてない。
とにかくいろいろあって最後に赤ちゃんが生まれて、「ああ、つながった!」と思ったことは覚えている。アナキン・スカイウォーカーが、ダークサイドに落ち、ついにダースベイダーとなる。(2017.10)

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 STAR WARS: EPISODE II - ATTACK OF THE CLONES
2002年 アメリカ 142分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:オビ・ワン=ケノビ(ユアン・マクレガー)、パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)、アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)、ヨーダ、R2D2、C−3PO、ジャー・ジャー・ビンクス
よく覚えてない近年作3本の中でも、特に覚えていない作品。
ジャー・ジャー・ビンクスというチョッキを着たカンガルーのような馬のような、なんか暢気なやつが出ていたことくらいしか思い出せない。(2017.10)

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス STAR WARS: EPISODE I - THE PHANTOM MENACE
1999年 アメリカ 133分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)、オビ・ワン=ケノビ(ユアン・マクレガー)、パドメ・アミダラ王女(ナタリー・ポートマン)、アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)、ヨーダ、R2D2、C−3P
O
アナキン・スカイウォーカーの少年時代を描く。
ニーソンが、渋いジェダイの騎士役で登場。(2017.10)

<特別編>
スター・ウォーズ ジェダイの復讐 特別編、 スター・ウォーズ エピソードVI/ジェダイの帰還
RETURN OF THE JEDI: SPECIAL EDITION、STAR WARS: EPISODE VI - RETURN OF THE JEDI
1997年 アメリカ 136分
スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇、 スター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲
THE EMPIRE STRIKES BACK: SPECIAL EDITION、or STAR WARS: EPISODE V - THE EMPIRE STRIKES BACK
1997年 アメリカ 131分
スター・ウォーズ 特別篇、 スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望
STAR WARS: SPECIAL EDITION、or STAR WARS: EPISODE IV - A NEW HOPE
1997年 アメリカ 129分

スター・ウォーズ ジェダイの復讐 RETURN OF THE JEDI
1983年 アメリカ 133分
監督:リチャード・マーカンド
出演:ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、オビ=ワン・ケノビ(アレック・ギネス)、ランド(ビリー・D・ウィリアムズ)、ダース・ベイダー(声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)、チューバッカ、ヨーダ、R2D2、C−3PO、ジャバ・ザ・ハット、イウォーク族、アナキン・スカイウォーカー(セバスチャン・ショウ)
冷凍付けにされたハン・ソロをいつになく機転の利くレイアとルークらが救出。
ルークは、レイアが実の妹であることをヨーダから聞かされる。
ハン・ソロとレイアが率いる反乱軍によるスーパー・デス・スターの破壊作戦が展開される。緑の惑星エンドアでは、ぬいぐるみみたいなイォーク族が助っ人として登場し、活躍する。
一方、ルークは、父であるダースベイダーとの宿命の対決を迎える。仲間たちとは別行動となり、孤独で過酷な戦いに挑むルークのコスチュームは黒。(2017.10)

スター・ウォーズ 帝国の逆襲 Star Wars The Empire Strikes Back
1980年 アメリカ 124分
監督:アーヴィン・カシュナー
出演:ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、オビ=ワン・ケノビ(アレック・ギネス)、ランド(ビリー・D・ウィリアムズ)、ダース・ベイダー、チューバッカ、ヨーダ、R2D2、C−3PO
デス・スターを破壊した後、反乱軍は氷の惑星ホスに身を隠していた。雪原を探査中に遭難したルークは、吹雪の中捜索に出たハン・ソロに命を救われる。やがて帝国軍のドロイドが彼らを発見し、ダースベイダー率いる帝国軍が迫ってくる。激しい攻防の末、反乱軍の輸送艦は脱出に成功、ソロとチューバッカもレイアを伴い、ポンコツのファルコン号でなんとかホスを離脱する。一方、ルークは、吹雪の中で聞いたオビ=ワンの声に従い、ジェダイ・マスター、ヨーダの教えを受けるため、単身霧の惑星ダコバに赴く。
しつこい帝国軍の追っ手を交わし、小惑星軍を抜けたソロたちは、ソロの旧友ランドが指揮する鉱業都市のある惑星に向かう。ルークは、霧と泥の星でヨーダに出会い、フォースを強めコントロールするための修行に励んでいたが、雲の中で苦しむソロとレイアのイメージを見る。ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切って、ルークは彼らの救出に向かう。
ランドは、自分の国を守るため、帝国軍に通じていた。ソロはダースベイダーの手に落ち、冷凍づけにされてしまう。侵入したルークはダーズベイダーに導かれるまま、決戦に臨む。
反乱軍と帝国軍の戦いを背景に、ソロとレイアの脱出劇と、ルークの試練の二つに焦点は絞られる。なんだかんだいいながら引かれ合っていくソロとレイア、二人のロマンティックな愛の進行とは対照的に、ルークは独りでおのれの運命に向き合っていく。
ルークのコスチュームは、灰色の軍服。(2005.8)

スター・ウォーズ Star Wars
1977年 アメリカ 121分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、オビ=ワン・ケノビ(アレック・ギネス)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、モフ・ターキン(ピーター・カッシング)、ダース・ベイダー、チューバッカ、ヨーダ、R2D2、C−3PO
帝国軍が支配する宇宙。反乱軍のレーア姫は、ジェダイの生き残りであるオビ=ワン・ケノビへのメッセージと帝国軍の最強の武装衛星デススターの設計図を、R2D2(ロボット)に託したあと、囚われの身になる。R2D2は相棒の3−CPOとともに砂漠の星タトゥイーンに不時着、オビ=ワン・ケノビを探す間に、戦死したジェダイを父に持つ青年ルーク・スカイウォーカーと出逢う。
オビ=ワンとルークは、無法者ハン=ソロの船で反乱軍の本拠に向かうが、途中立ちはだかるデス・スターの吸引ビームに引き込まれ、デス・スターに潜入。ルークとハン・ソロがレーア姫を救い出す一方、オビ=ワンは、帝国軍最強の戦士ダース・ベイダーとなったかつての弟子と再会していた……。
エピソード3を見たあと、改めて見た。
1、2、3を見てから4、5、6(クラッシクスと呼ばれるらしい)を初めて見たという若い人はCGなど技術のギャップにちょっとついていけなかったと言っていたが、こっちはこういうものだと思っているせいか、あまり気にならない。
ハン・ソロは久しぶりに見てもかっこいい。
オビ=ワン・ケノビのルークを見つめるまなざしに万感の思いがこめられているように見え、ダース・ベイダーとの再会シーンには、胸が熱くなる。画面は同じなのに、こんなに気持ちが変わってくるものかと、つくづく思った。
ルークのコスチュームは、真っ白な柔道着もどき。(2005.8)

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