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○ テレビドラマ 警察署長ジェッシイ・ストーン

ストーン・コールド、 警察署長ジェッシイ・ストーン1話、3話~8話

ストーン・コールド 影に潜む JESSE STONE: STONE COLD 
(警察署長ジェッシイ・ストーン 影に潜む)(第2話・小説4)
2005年 アメリカ TVムーヴィー 87分
監督:ロバート・ハーモン
原作:ロバート・B・パーカー「影に潜む」(ジェッシイ・ストーン・シリーズ4作目)
出演:ジェシイ・ストーン(トム・セレック)、モリー(ヴィオラ・デイヴィス)、ルーサー/スーツケース(コール・サダス)、ヒーリイ捜査官(ステファン・マクハティ)、アビー(ポリー・シャノン)、リタ・フィオーレ弁護士(ミミ・ロジャース)、キャンディス・ぺニングトン(アレクシス・ディーナ)、チャック・ぺニングトン(キャンディスの父。ラルフ・スモール)、マーガレット・ぺニングトン(ヴィクトリア・スノウ)、レジー(殺人事件被害者の犬、ジョン)、ブリアンナ・リンカーン(ジェーン・アダムス)、アンドリュー・リンカーン(レグ・ロジャース)、ボー・マリノ(ショーン・ロバーツ)

マサチューセッツ州の田舎町パラダイス。警察署長のジェシイ・ストーンは、元ロサンジェルス市警の刑事で、この町に来て間もない。(刑事になる前は野球選手だったという経歴を持つ。)
無差別連続殺人事件が起こり、調査に乗り出したジェシーは、ある夫婦に疑いを抱く。
一方、高校の同級生にレイプされた少女キャンディスが両親とともに警察署を訪れる。母親は犯行が公になることを嫌がるが、ジェシーは、犯人が犯行を繰り返さないためにも勇気を出すよう、キャンディスを諭す。しゃあしゃあと権利を主張する犯人とその父がなんとも憎々しげで、怒りにまかせてぶんなぐるキャンディスの父親を、ジェシーは擁護する。定番なのだが、痛快である。
連続殺人犯の夫婦は、無能と見ていたジェシーが自分たちを疑っていることを知ると、彼の周辺の人間を探り、彼の親しい友人であるアビーを標的にする。さらに、ジェシーと打ち解けてきたキャンディスに、目をつける。
離婚をして、飲んだくれていたジェシーは、新しい生活をするために、パラダイスにやってきたようである。妻への思いを断ち切れずにいる、物静かで有能な男を、トム・セレックが渋く演じていて、よい。
別れたのに電話してくる元妻、ドライな男女の関係にありながらもジェシーを気遣うアビー、レイプ犯の弁護士なので立場上対立しているはずなのに濃厚に誘惑してくるリタ、犯人夫妻の妻もちょっと魅力を感じているっぽいなど、ジェシーはとてももてるのだった。
本作が最初のドラマ化で、その後テレビシリーズとなったようだ。DVDのセットを友人に借りて、これから見て行く。(2016.2)

<警察署長ジェッシイ・ストーン・シリーズ>
出演:ジェッシイ・ストーン(トム・セレック)、ルーサー/スーツ(パラダイス署警官。コール・サダス)、モリー(パラダイス署警官、のち出産のため退職。ヴィオラ・デイヴィス)、ローズ・ギャモン(パラダイス署警官。キャシー・ベイカー)、ヒーリイ警部(州警察刑事。スティーヴン・マクハーティ)、ディックス医師(ウィリアム・ディヴェイン)、ジノ・フィッシュ(地元マフィアのボス。ウィリアム・サドラー)、ヘイスティ(中古車屋→行政委員→服役囚→中古車屋。ソウル・ルビネック)、レジー(連続殺人事件により飼い主を失い、ストーンに引き取られるゴールデンリトリバー犬。ジョン)
(2016.2~4)

○警察署長ジェッシイ・ストーン 暗夜を渉る(第1話)
Jesse Stone: Night Passage 2006 小説1
・これが1話目。ジェシーが、西海岸から、えんえんと車を運転して、パラダイスにやってくる。
飲んだくれとなっていたジェシーは、酒のにおいをさせて町の行政委員の面接を受けるが、なぜか採用され、警察署長に就任する。使えないやつだと思って雇った警察署長が、思わぬ有能さを発揮して、悪代官ならぬ悪行政委員は自ら首を絞めることになる、という展開である。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 湖水に消える(第3話)
Jesse Stone: Death in Paradis 2006 小説3
湖で少女の遺体が発見される。ジェッシイは、背後に売春組織が絡む殺人事件の犯人を追う。一方、DVから逃れるため離婚を決意した妻を夫が襲う。スーパーマーケットでの銃撃で、部下の警官スーツが被弾し、昏睡状態に陥ってしまう。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 決別の海(第4話)
Jesse Stone: Sea Charge 2007 小説5
平和な田舎町でスピード違反と駐車禁止の取り締まりくらいしか仕事がないジェッシーは過去の未解決事件の再捜査を始める。銀行強盗の際に連れ去られた女性銀行員が殺される事件があったが、犯人は見つかっていなかった。一方、ハーバーに停泊するヨットで男たちにレイプされたという女子高生が父とともに署を訪れる。スーツが昏睡から目覚め、復帰する。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 薄氷を漂う(第5話)Jesse Stone: Thin Ice 2009
州警察のヒーリィ警部が襲撃され瀕死の重傷を負う。いっしょにいたジェッシーも銃弾を受ける。ジェッシーは独自に犯人を捜し始める。一方、5年前にニューメキシコで誘拐された乳児が生きているという手紙が母親に送られてくる。署を訪れた母はパラダイスの消印がある手紙を見せ、5歳になっているはずの子どもの捜索を依頼してくる。ラスト、行政委員の不信を買ったジェシーは停職処分を受けてしまう。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 非常の影(第6話)Jesse Stone: No Remorse 2010
停職中のジェッシイは、職場復帰したヒーリィの依頼で、ボストンで起こった駐車場連続無差別殺人事件の臨時コンサルタントとなる。署員がたった二人になってしまったパラダイス署では、スーツが臨時署長となり、ローズとともにコンビニ強盗の捜査にあたる。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真(第7話)Jesse Stone: Innocents Lost 2011
パラダイス署では、行政委員長の娘婿バトラーが新署長となる。人の話を最後まで聞かずに先走る嫌な奴で、ローズもスーツもそのやり方になじまない。パラダイス出身の少女シンディが車中で死体となって発見される。死因は薬物中毒。シンディは、ジェッシィが気にかけていた少女だったが、失職後、他人との接触を拒んでいたジェッシィは彼女のメッセージに気付かなかった。ジェッシイは彼女の死について独自の捜査を開始するが、一方、ヒーリイ警部から、ある殺人事件の容疑者の無実を証明してほしいという依頼が来る。

○警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑(第8話)
Jesse Stone: Benefit of the Doubt 2012
★ネタばれあり!!
パラダイス署署長のバトラーと運転手のダンジェロがパトカーで勤務中に、車に仕掛けられた爆弾によって爆死する。
行政委員長はジェッシィを警察署長に復職させる。
捜査に乗り出すジェッシィだが、ローズもスーツも辞職し、署には他に警官がいない。
パトカーのトランクに大金が遺されていたことから、バトラーに汚職の容疑がかかる。ジェッシィにとっては、死んだ2人はいけすかないやつらだったが、バトラーの無罪を確信した彼は、仕組まれた疑惑の謎を解明していく。
ジェッシィとつかず離れず、時に情報を提供してきたパラダイスのマフィアのボス、ジノには実は黒幕がいることが判明。ジェッシィに罪を暴かれ逮捕・服役の憂き目に遭いながらも彼を慕う不動産屋ヘイスティの正体が明かされる。
ロバート・キャラダインが、ジェッシィをつけねらう狙撃犯アーサー・ギャレリー役で出演。
第2話の連続殺人で飼い主を殺されジェッシィに引き取られた犬ラジーは、孤独な新しい飼い主であるジェッシィをじっと見守りつつも、これまでずっと距離を置いてきていた。ジェッシーがベッドの上にくるよう誘っても決してやってこなかったのだが、この巻において、ついにベッドに乗ってジェッシィに寄り添う場面がみられるのだった。(2016.4)

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