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映画映画(〜2000年) や行

<タイトルあいうえお順>
野獣教師(1996)  ユリイカ(2000)  要塞警察(1976)

野獣教師 The Substitute
アメリカ 1996年 115分
監督 ロバート・マンデル
出演 トム・べレンジャー、ダイアン・ヴェノーラ、アーニー・ハドソン
失業中の傭兵(ベレンジャー)が、恋人の高校教師に代わって、暴力のはびこるマイアミの高校に潜入、型破りな教師になりすます。が、その高校では闇のルートに通じる黒幕が不良高校生グループを使って麻薬の売買を行っていた。彼は傭兵仲間を誘い、悪の組織に立ち向かう。夜の校舎を舞台に壮絶な死闘が繰り広げられる。
主人公の同僚の教師や善良な生徒、仲間の傭兵などは一人一人個性がちゃんと出ているのだが、悪い奴はたとえ高校生だろうと徹底して悪く、彼等なりの性格も事情もあったものじゃない。不良グループのリーダーとはもうちょっと話し合って欲しかった気もする、とりあえず”教師”なんだから。
トム・ベレンジャーのクールな魅力が堪能できます。(2003.6)



EUREKA ユリイカ
2000年 J−WORKS 217分
監督:青山真治
出演:沢井真(役所広司)、田村梢(宮崎あおい)、田村直樹(宮崎将)、秋彦(斉藤洋一郎)、犯人(利重剛)、シゲオ(光石研)、松岡刑事(松重豊)、弓子(国生さおり)
九州の田舎で起こったバスジャック事件。乗客と犯人が射殺され、生き残った運転手の沢井と2人の子ども、直樹と梢の兄妹は心に深い傷を負う。2年後、沢井は2人きりで暮らす兄妹を訪ねる。従兄弟の秋彦が加わり、4人は共同生活を始める。やがて、沢井は、ちまたで起こっている連続殺人事件の犯人の容疑者として警察に連行されるが、証拠不十分で釈放になる。沢井は、中古のバスを買い受け、3人とともに旅に出る。広々とした阿蘇の草原の斜面をえんえんと登っていく4人。干し草ロールの転がる阿蘇の田園地帯をドライブする4人。最後は、巨大なカルデラを見渡せる外輪山の名所大観峰へ。
画面を横切っていく自転車やバスを端から端まで追う。作業をする人をあるいは終えた人をえんえんと映す。その間を敢えて詰めない。事件の被害者、青少年の犯罪、心の傷との折り合いなど、テーマは重いのだろうが、とにかく久々に「時間」を堪能した気がする。(多忙だったり短気だったりするとちょっと苦しいかもしれない。)
耳障りなところが妙に不快ではない秋彦という存在が、なんだかかなり独特。 刑事役の松重豊の顔も好き。でも、あの兄妹は、事件前から無口だったなと思った。(2006.6)

2000年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。
3時間半を越える長尺のため、なかなか見る気になれなかったのだが、今回、阿蘇の草原再生の仕事で、阿蘇に関する文献資料のデータベースを作成することになり、阿蘇が出てくる映画ということで本作品をリストに加えることになり、観た。(全体の4分の1くらいは阿蘇で撮影したという監督の言を人づてに得た。)


要塞警察 Assault on Precinct 13
1976年 アメリカ 90分
監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
出演:ビショップ警部補(オースティン・ストーカー)、ナポレオン・ウィルソン(ダーウィン・ジョストン)、リー(ローリー・ジマー)、ウェルズ(トニー・バートン)、ローソン(マーティン・ウェスト)、ストーカー(チャールズ・サイファーズ)
テレビ放映版を見る。
アメリカ、カリフォルニア州の町。
武装したストリートギャング「グリーンサンダー」のメンバーたちは、6人の仲間を警察に射殺され、報復のための血の誓いをたてる。
その夜、立ち退き区域にある13分署には、移転のため、わずかな人員しか残っていなかったが、州刑務所に護送途中の囚人に病人が出て、留置所に囚人たちを一時収容することになった。
そこにショック状態の一人の男(ローソン?)が、逃げ込んでくる。彼は、 幼い娘をグリーンサンダーのメンバーに殺され、犯人を追って射殺したが、逆に彼らの仲間に追われ、13分署に助けを求めてきたのだ。
グリーンサンダーの一味は、13分署を取り囲み、襲撃を開始する。すさまじい一斉射撃を受け、署内の人間はあわてふためく。
警部補になったばかりの黒人警官ビショップは、圧倒的な人数と武器を持つ敵に対抗するため、凶悪犯ナポレオンらを留置所から出し、銃を渡してともに戦うことにする。
「座るのが下手になった。」「たばこあるか?」「だからナポ レオンなん だ。」などのきどったセリフを吐きまくるナポレオンがとにかくクール。大量殺人を犯したということ以外、彼がどんな状況でどんな罪を犯したかは語られない。
やけに肝のすわった女事務員リーやおしゃべりな黒人の囚人ウェルズもなかなかいい。
有名な俳優は出ていないし、華があるとは決して思えないのだが、でもおもしろい。サイレンサーつきの銃による銃声のない一斉射撃が怖い。
監督は「リオ・ブラボー」がやりたかったという話を他のサイトで読んだが、最初にブッシュがナポレオンに銃を投げ渡す場面や、アセチレンによる爆破シーンなど、そう思って見るとけっこう「リオ・ブラボー」を思い出す。
ゾンビのようなストリートギャングの群れ(ブラインドを上げないで、わざわざ狭い隙間から顔を出して無理矢理中に入ってこようとする)、ゆっくり近づいてくる車、パトカーの車体に落ちる血のしずく、耳に残る不穏な音楽など、カーペンターのホラー映画の要素が堪能できる。(2006.3)

リメイク:「アサルト13 要塞警察

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