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○ 外国映画 007シリーズ 1962-1969

<制作年順>
007/ドクター・ノオ、 007/ロシアより愛をこめて、 007/ゴールドフィンガー、 007/サンダーボール作戦、 007は二度死ぬ、 007/カジノロワイヤル、 女王陛下の007

007/ドクター・ノオ Dr.No 
(初公開時の邦題は「007は殺しの番号」)
1962年イギリス 105分
監督:テレンス・ヤング
主題曲: モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」
(以下、「カジノロワイヤル」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」以外の作品すべてにおいて使われている)
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)、ハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス)、ドクター・ノオ(ジョセフ・ワイズマン)、フェリックス・ライター(ジャック・ロード)、M(バーナード・リー)、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
悪いヤツが孤島に秘密基地を作っている、という古典的パターンの第一作。このネタだけで特集上映とかしたら面白そう。椅子に座ったまま平然と敵を撃ち殺すショーン・コネリーにシビレます。(元)

007/ロシアより愛をこめて From Russia with Love
(初公開時の邦題は「007/危機一髪」)
1963年 イギリス 115分
監督:テレンス・ヤング
主題歌:マット・モンロー
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)、タチアナ(ダニエラ・ビアンキ)、ローザ・クレブ(ロッテ・レーニャ)、レッド(ロバート・ショウ)、 ブロフェルド(クレジットなし)、M(バーナード・リー)、Q(デズモンド・リュウェリン)、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
最高傑作の呼び声高い一作。確かにムチャクチャ面白いです。
「ロシアの女スパイ」というイメージがどんなにエッチだったか思い知る。彼女に文字通り「体を張った」指令を下すのが同性の「お局様」というのが、ツボですな。(元)

オリエント急行の食堂車で、レッドが食事の時に飲んでいるワインを見てボンドが正体を見破るというシーンがあった。あれを観て、肉は赤ワインというのを心に刻んだ覚えがある。列車での二人の格闘シーンは盛りあがる。

007/ゴールドフィンガー Goldfinger
1964年 イギリス 109分
監督:ガイ・ハミルトン
主題歌:シャーリー・バッシー
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)、プシー(オナー・ブラックマン)、ジル(シャーリー・イートン)、ゴールドフィンガー(ゲルト・フレー ベ)、フェリックス・ライター(セク・リンダー)、M(バーナード・リー)、Q(デズモンド・リュウェリン)、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
ガイ・ハミルトン監督による一連の「ゆるい」007の第一作。
ボンドとゴールドフィンガーの関係に緊張感がないというか、いい大人たちが遊んでいる感じで、逆に面白いかも。
クライマックスの時限爆弾解除のギャグが有名ですね。(元)


007/サンダーボール作戦 Thunderball
1965年 イギリス 129分
監督:テレンス・ヤング
主題歌:トム・ジョーンズ
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)、ドミノ(クロディーヌ・オージェ)、エミリオ・ラーゴ(アドルフォ・チェリ)、ブロフェルド(クレジッ トなし)、フェリックス・ライター(リク・ヴァン・ヌッター)、M(バーナード・リー)、Q(デズモンド・リュウェリン)、マネーペニー(ロイス・マクス ウェル)
最高に面白いです。海中のスローなアクションと高速艇のコマ落としが、好対照。サイレントの傑作を観るような映画の原点っぽい興奮がある。
ショーン・コネリーも男の色気過剰でカッコイイったらありゃしない。(元)


007は二度死ぬ You Only Live Twice
1967年 イギリス 117分
監督:ルイス・ギルバート
主題歌:ナンシー・シナトラ
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)、アキ(若林映子)、キシー(浜三枝)、タイガー田中(丹波哲朗)、ブロフェルド(ドナルド・プレザンス)
M(バーナード・リー)、Q(デズモンド・リュウェリン)、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
丹波が出てる映画は珍品になる確率が高いということを証明した一作。阿蘇山の秘密が東スポ感覚です。(元)
ボンドは、米ソの宇宙ロケットが行方不明になるという事件の謎を追って日本を訪れる。
彼は、情報部日本支部長タイガー田中の助けを得て、スペクターの秘密基地に潜入する……。

おまけ:原題の”You Only Live Twice”は、1937年のアメリカ映画「暗黒街の弾痕 ”You Only Live Once”」(フリッツ・ラング監督、ヘンリー・フォンダ主演)を思い出させるが、映画と同タイトルの原作では作者のイアン・フレミングが芭蕉の言葉を引 用してタイトルの由来を述べているそうだ。
合言葉: ”I Love You” (この一言 No.2)

007/カジノロワイヤル Casino Royale
1967年 イギリス 134分
監督:ジョン・ヒューストン、ケン・ヒューズ、ロバート・パリッシュ、ジョセフ・マクグラス、ヴァル・ゲスト
音楽:バート・バカラック
原作:イアン・フレミング
出演:イヴリン・トレンブル<ジェームズ・ボンド007>(ピーター・セラーズ)、ジェームズ・ボンド卿(デヴィッド・ニーヴン)、ミミ(デ ボラ・カー)、ランサム<CIA>(ウィリアム・ホールデン)、ジミー・ボンド<ドクター・ノア>(ウッディ・アレン)、ヴェス パー・リンド<007>(ウルスラ・アンドレス)、マタ・ボンド<007>(ジョアンナ・ペティック)、クーパー< 007>(テレンス・クーパー)、ルグラン(シャルル・ポワイエ)、シフレ(オーソン・ウェルズ)、ジャン=ポール・ベルモンド、マクターリーM (ジョン・ヒューストン)
イオン・プロが唯一映画化権を獲得してなかった原作第一作を、おちゃらけて映画化。
敵の目をくらますために007を量産するという出鱈目なストーリーを、5人がかりで監督。要するに「007まつり」です。サントラは最高。(元)


女王陛下の007 On Her Majesty's Secret Service
1969年 イギリス 130分
監督:ピーター・R・ハント
主題歌:ルイ・アームストロング
原作:イアン・フレミング
出演:ジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)、テレサ(ダイアナ・リグ)、ブロフェルド(テリー・サバラス)、M(バーナード・リー)、Q(デズモンド・リュウェリン)、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)
隠れファンが多い秀作。戦う男は決して幸せになれない。この暗さ、苦さは、冒険小説の味わいです。
アクションの切れ味もよく、スキー・シーンが有名だが、電話ボックスのボンドが狙撃されるさりげないカットとか、凄くいい。(元)

テリー・サバラス演じる骨太のブロフェルドが見られます。

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