みちのわくわくページ
時間旅行  タイムトラベルの映画(日本)

<制作年順>
時をかける少女(1983)、 ジュブナイル(2000)、 リターナー(2002)、
サマータイムマシンブルース(2004)、 BALLAD 名もなき恋のうた(2009)
、 君の名は(2016)

時をかける少女
1983年 角川春樹事務所 104分
監督 大林宣彦
原作 筒井康隆「時をかける少女」
出演 原田知世 尾美としのり 高柳良一
ラベンダーの香りが漂う時、少女は時をこえる。
その昔NHK少年ドラマシリーズで話題を呼んだドラマの原作を映画化。原田知世がかわいいが、ヒロインと幼なじみの醤油屋の息子を演じる尾美としのりがまたいい。
ラストのクレジットのタイトルバックがミュージカルじたてになっているのも楽しい。(2003.2)


ジュブナイル
2000年 ジュブナイルプロジェクト 105分
監督 山崎貴
出演 神崎(香取慎吾)、木下岬(鈴木杏)、遠藤雄弥(坂本祐介)、テトラ、ボイド人
少年たちの前に現れたまるっこいロボット・テトラ。テトラは、異星人の侵略から地球を救うため、未来からやってきたのだった。
こどもたちもなかなかいいけど、地味な科学者役の香取慎吾が抑えめにいい味を出している。(2003.2)


リターナー
2002年 フジテレビ・東宝他 116分
監督 山崎貴
出演:ミヤモト(金城武)、ミリ(鈴木杏)、溝口(岸谷五朗)、謝(樹木希林)
暗黒街の一匹狼ミヤモトの前に現れた謎の少女ミリ。彼女は、異星人の侵略から地球を救うため、未来からやってきたのだった。
ターミネーター、エイリアン、ET、マトリックス、香港暗黒映画など、さまざまな要素が入り交じった娯楽活劇。
金城武の立ち姿が美しい。鈴木杏も頑張っていて好印象。(2003.2)


サマータイムマシンブルース
2005年 ROBOT 東芝エンタテインメント 107分
監督:本広克行
原作・脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
出演:甲本(瑛太)、柴田(上野樹里)、新美[ヴィダル](与座嘉秋)、小泉[ハイテンション](川岡大次郎)、石松[めがね](ムロツヨシ)、曽我[河 童](永野宗典)、田村[未来人](本多力)、伊藤(真木よう子)、補積(佐々木蔵之介)、管理人(川下大洋)、ケチャ[犬]リモコン
小規模時間旅行のおもしろさを存分に堪能できる時間旅行コメディ。
前半随所に散りばめられた断片が、後半、時間旅行効果として見事に説明され、気持ちのいい辻褄合わせを楽しめる。
あほで元気いっぱいの学生たちも愉快で、「タイムマシンむだづか い」というキャッチフレーズはどんぴしゃ。
舞台は、一昔前で時間が止まってしまったような田舎町で、これがまた時間旅行にしっくりなじんでいる。私たち(40代)が子どもの頃に見かけたような小さ な映画館や薬屋が並ぶ町並みがなつかしく、それだけでタイムスリップした感覚に陥る。
田舎の大学のSF研究会&写真部。クーラーのリモコンが壊れたため、暑さでうだるメンバーの学生たち。そこに突然未来人を乗せたタイムマシンが登場する。正 常に作動するリモコンを確保するため昨日に戻る、というせこい発想のもと、おもに昨日と今日だけを行きつ戻りつする、時間旅行騒動が展開する。
ネタがネタだけに前半はかなり集中してみた。見逃しちゃもったいないので、ドアの動きや黒板の板書など細かい部分にも注意を払おう。

で、全くの私事だが、重要なアイテムとなるあのリモコンは、なんとうちにあるクーラーのリモコンとおんなじ型のものなのだ。クリーム色でスイッチのとこだ けオレンジ色で。18年前に買ったものなのでけっこう古い。まだ毎日使っているのだが、いったん接触が悪くなるとなかなか作動しなくなって、そろそろ替え どきかなと思っていた。(2005.9)
(以下、※と※の間にはリモコンについてまとめたネタバレが白字で入っています。)
が、あと25年は使わなきゃいけないかという気になってしまった。
つまり、まとめると、あのリモコンはSF研でずっと(おそらく18年くらい前に購入されて)使われていたのが、昨日曽我(河童)によって99年前の過去に 飛ばされてそれから地中に眠り続けて今日ケチャに掘り起こされ、さらに25年後まで使われてから、田村によって昨日に戻されてコーラをかけられ穂積先生に よって破壊された、ということになる。

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